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劣等薬屋は世界を救う  作者:
劣等薬屋 二章 王都奪還編
59/96

57.血月姫の不死身の理由

 ミヤは倒れ込み血月姫によって身体を引き裂かれた。5分前にサラさんから報告を受けて僕達銀の盾が教会に向ったのだが、目の前で友が敗れる光景を目にしてしまった。


 この人がいれば人類側が勝てると思っていたのだが、ここで終わったのかもしれない。ミヤさんを倒した魔物が僕らに向けて攻撃をし始めようとしたが足が竦んで顔が震えて力が出ない。倒すという思いはあっても立ち向かう勇気が無くなってしまった。


 人類側の最強が殺られたのに僕らが立ち向かっても意味がないんじゃないか…と思いミヤさんの死体に向かって謝った。弱き民を守る盾でありながら魔物に立ち向かうことすらできない自分が愚かで仕方がなかった。


 銀の盾のメンバーも恐れをなして剣を向けることすらできなかった光景を見た血月姫はまとめて葬ろうとした。


「彼は必死に戦ったけど、あなた達は何の役にも立てない愚か者なのね。来世では魔族側に産まれる事を拝むといいわ。」


 血月姫の血で作られた大きなハンマーで銀の盾をまとめて倒そうとした。


 えっと…みんな何に謝ってんの?とミヤが後ろから来た。銀の盾メンバーやラッタクはポカンッ…としていて状況把握ができてないようだった。


 血月姫も驚いていたが彼女が引き裂いたのはミヤの作った人工魔力生物(ゴーレム)であり本体ではなかった。こういう時もあると思って何体か準備していたんだ。だからそこに転がってるのは僕じゃないからラッタクさん、涙を拭いておこうか。


 血月姫とか言ったよね、分身のゴーレムで戦いを遠隔で見させてもらったよ。確かに攻撃を受けてもダメージがない様に見える。ヴァンパイアだから血を吸収すれば回復するから眷属を殺しまくれば無限回復できるって事で不死身と言いたいのか、又はヴァンパイアの「核」心臓部とも呼ばれる物は取り外し可能と聞いたことがある。


 自身の核は厳重に閉まっておいて魔力で作られた魔核をはめ込めば核の代用ができる。つまりコイツは不死身ではなく自身の本当の核をこの王都に持ってきていないのだ。


 血月姫は一瞬驚いた様子を見せていたがこう言った。


「そこまで見破られていましたか、ですがその核が一体何処にあるのか貴方は分かりませんよね。」


 だがミヤは言う。そんなことなら問題ないよ。どこにあるかなんて本人に直接聞けばいい。僕は【洗脳】を使い彼女の情報を彼女の口から聞き出した。核がある場所はここから少し離れたダンジョンの奥深くにヴァンパイアの根城があり、そこの金庫にロックしてあるとのこと。


 他のヴァンパイア達も洗脳させ道案内をしてもらうためミヤは人工魔力生物(ゴーレム)を呼び出しヴァンパイアに着いていくよう命じた。そして洗脳が解けそうな血月姫にある細工を仕掛けた。


 血月姫が洗脳から目覚めると自分の身体が地面に這いつくばっていた。何故?と思い血を使って引き寄せようとしたが発動することがなかった。どうしてなのと困惑している所にミヤが来た。


 洗脳されている間に首とその下を分離させてもらった。今の君は不死身だから首だけの状態でも生きていれる。血魔法を使うことができる核(魔核)と引き離すことによって君は何もできない状態になる。


 洗脳で心臓部の場所も掴めたことだし死ぬのも時間の問題だね。いつ死ぬのかドキドキしながら待っていたらいいんじゃない?


「こんな事をしてただで済むと思わないことね、私はヴァンパイア族の皇女であり魔王様の…」


 何かを言おうとした所で首が爆散した。どうやらゴーレムが彼女の核を壊すことができたらしい。とりま他のゴーレムにも辺りの搜索を頼んで引き続き王都攻略をするのであった。


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