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劣等薬屋は世界を救う  作者:
劣等薬屋 三章 ミライ編
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108.バードウェール王国

 僕はミヤ、とある理由で別の異世界に飛ばされて健人という元同郷の異世界人と共に旅をしている。2日前に助けた魔族の少女リリアを含めた3人でリリアの家族を探すため王国に行くのでした。


 行く途中に雨が降り出して少し雨宿りをした後、歩いていると崖崩れがあったのか道が塞がれていた。山道を歩いていたので安全の為来た道を戻ろうとリリアが提案するが、ここはタケトに任せてみよう。


 タケトは土属性に特化しているので1つの魔法を伝授した。「削岩加工(さくがんかこう)」という土属性魔法で主に道を作る際に使われる魔法だ。現代で言うコンクリートみたいな感じかな?削岩で大きな岩を削り取り、砂利にした後に崖崩れで砕けた道を砂利を使って整備する。 


 自然の再利用なんて凄いエコだな。


「アイテムBOXに入れたらすぐ通れるじゃないですか」


 タケトも魔法が使いたい頃かと思ったから最初は攻撃魔法じゃなくて補助系を教えさせたほうが何かあった時に本人の為になるじゃないか。 


タケト「あんなに大きかった岩が僕の手で砂利に…これが魔法か、本当に別の世界に来てしまったんだな。」


 道の整備も済んだので、そのまま山道を歩きバードウェール王国につく。王国に入るには荷物検査および保険証確認があるので列に並ぶことになる。


 待っている間、暇そうにしていたタケトとリリアは僕に話しかける。


タケト「ここにリリアの家族がいるんですよね」


リリア「奴隷商見つけたら殺してもいい?」


 先ずは情報収集からだろうな。タケトは冷静だけどリリアの方は情緒不安定だろう。仕方がないよ、家族が一番だもん。僕らは検査には引っかからなかったのでそのまま城下町に入り、宿を探す。


 魔族に貸す部屋は無いとケチケチしていて中々見つからなかった。


リリア「やっぱり…悪の根源…人間…殺してもいい?」


 駄目だよリリア、人間を殺しても家族は帰ってこないよ。泊まることができないんだったら家を買う選択肢もある。だがリリアを人族が住む場所に居させたくないのもあり、断念する。


 僕らが悩んでいるところに猫耳獣人族の子が近寄り、着いてこいと言う。もしかして多種族OKの宿屋の看板娘なのか?と思いついて行くのだが行き着く場所は下水道だった。


 普通の下水道とは違い街が存在していた。そこでは多種族の人達(人族を除いた)が住んでおり、猫耳獣人族の子もここで暮らしているらしい。この子は僕らを下水道の宿に案内してくれた。


 僕らはやっと泊まる場所ができたが、なんでこんな場所があるんだろう。ここは人族が他種族よりも優れている種族だと言われて迫害を受けた他種族が住む最終拠点だった。


 猫耳獣人娘の名はペアと言い、この下水道街の情報収集屋らしい。上の人族が住むところに他種族がいた所を偶然発見して迫害を受ける前に下水道に連れてきたのだと。


 しかしこの政策をしてるのがこの国バードウェール国王だなんて終わってんな。僕は情報が欲しいので金貨1枚をペアに渡して奴隷商の情報を貰う。


 近々オークションをするみたいで、その商品奴隷として貴重な魔族を出品するそう。間違いない、リリアの家族はオークションの売り物にされている。


 僕はこの事をリリアとタクトに知らせるとオークションを襲う準備をしていた。やはり襲うには人数が圧倒的に足りないと思い悩んでいると、ペアがこちらに来て…


ペア「実は私たち…」


 ペアはオークションが開催される日に他種族を率いて上に住む人族を襲撃しようと考えていた。だったら話が早い、ペア達は王国を目茶苦茶にするのでオークション会場も一緒に潰して欲しいと提案するとすんなり受け入れてくれた。


 ペア達は最初に住民の家を襲い、城の中に攻め入って王を殺害するのが目的だということで僕は支援をすることにした。僕は見た目が人族なので自由に上に行き、下見ができる。


 城壁はあまり厚そうでもなくて城内の警備もほぼ夜は休んでて持ち場にいない。コッソリ城内に潜入して隠し通路的な場所を探す。こういう異世界は暖炉の後ろが怪しいと踏んでいたのが正解だったようで、暖炉の気が入っている場所の奥にドアがあった。


 どうやら地下室に繋がっている部屋らしいがこれはチャンスだ。タケトとリリアの魔力を探知で察知して城の地下室から直接下水道まで開通させる。この事が気づかれないように暖炉側からはドアが開けれないように細工した。


 僕は静かに掘り進めていきタケト達のとこに着く。これにより、城の警備も通り越して城内に侵入することができる。ペアはミヤが作った隠し通路を今回の襲撃のカギになると言い、作戦を練る。


 城下町襲撃組と城襲撃組の2組に分かれる。僕らはオークションを襲うので城下町組に配属される。僕らは最初はオークションの招待客として振る舞い、リリアの家族が紹介されたら照明をすべて壊して真っ暗にする。


 その暗い中で家族を連れ出してオークション会場を出る。万が一暗くなった時トラブルが発生しても良いように他種族達20人ほどの武闘派と共にオークション会場を目茶苦茶にする。


タケト「同じ人族だけどここまで人種差別をするなら同族であろうが容赦はしません。」


リリア「絶対に許さない!」


 2人のやる気がフルMAXになったところだがオークションまで後23時間ある。僕はまだ下準備の予定があるのでタケトとリリアは宿で休むよう言い、上に登る。


 僕はオークション会場の招待状の偽造をする為奴隷商に潜り込む。このオークションは奴隷商の主が主催しているので参加者の名簿を閲覧する。


 このバードウェール王国に住むでいる人たちをピックアップした後、その家にも潜り込んで招待状を盗む。オークション会場は仮面を被っての入場なので顔でバレることはほぼ無い。


 人数分集め周り帰路に着く。

 

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