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劣等薬屋は世界を救う  作者:
劣等薬屋 三章 ミライ編
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102.異世界最初の装備選び

 僕はミヤ、地球の神と名のる奴に別の異世界に連れ去られて異世界人の仲間になれと脅される。そしてこの世界の勇者になるのか分からない奴、倉津健人17歳は転移後すぐに魔物との戦闘に立ち会うことになる。


 自身で応戦はするものの、異世界というのに疎く苦戦を強いられていた所ミヤが颯爽と助けに入りこれを阻止した。商人は御礼がしたいと2人を商人が住む街まで連れて行ってくれることに。


健人「僕、異世界っていうのに疎くて…」


 ゲームとかしてなかったのか?


健人「ゲームは…戦闘系は苦手だったのでほっこりしたゲーム、あつ海をやってました。」


 あぁ、ニンテンダウ・スニッチに出てた魚人達と交流を深めてほのぼの暮らす「あつまれ魚人の海」だね。僕も少しかじってたな。


健人「えぇ!ミヤさん、僕と同じ日本人なんですか!?」


 そうだよ、日本人だよ。

 僕がそう言うと健人の緊張はほぐれて先ほどまでぎこちなかった喋りは落ち着いた様子だった。確かに知らない星、知らない場所に転移されたら誰でも困惑するよ。異世界系の主人公が異世界漫画とかに洗脳されすぎていて本質を見失っていたよ。


健人「同居の方が居て安心しましたよ。あの戦争以来意識を失って突然来たのがここだったので」


 やはりミライ同様、あの戦争以降転生・転移した人間は居るんだな。だが時間軸が人によって違うのは何でだろうかと考えていると商人が住む街「ドーン・ティー」に着いた。


 The異世界最初の街って感じだけど健人は全てが珍しく見えたのではしゃぎ回っていた。この世界の野菜や果物は元の世界と同じ様な見た目で味も同じだった。探知で地形丸ごと調べても、やはり元の世界と合致する。


「だってこの世界はミヤさんがいた世界と同じなんですもの」


 は?ここはミライ達がいる世界って事?


「どっちかと言うと、あの戦争が起こった後に出来た並行世界ですね。ですのでミヤさんがいた世界と似てはいますが文明の進化が異なる世界となっております。」


 そう来たか…つまりこの世界もマルチバースということか。であればこの世界で生き残った僕もいるということになる。だが、それっぽい魔力の反応はどこにもない。もしかして違う大陸にいる可能性が…


健人「さっきから何を考えているんですか?」


 いや…何でもない。


健人「商人さんがお店に案内したいと言ってたので一緒に行こうよ。」


 そうだな、こういう展開は大抵アイテムBOXや防具を暮れたりする序盤必須級のイベントだから行ってみようか。


健人「うわぁ…鎧が沢山ありますね。」


 思った通り、この商人は装備品を販売するお店だった。通貨はさすが並行世界と言ったところか同じ通貨だったので助かった。


 商人はどれか好きな装備を持って行っていいと言ったので健人用に健人自身に選ばせることにした。ここは自分の目利きを頼りに好きな物を選ぶ楽しさがあるので、僕が選ぶと効率や装備の能力で決めてしまう。


 最初の装備選びが本当に決められないんだよな。どの武器や防具も最初は強そうに見えるし魅力的なんだ。


健人「どれか一式か…どれにしようかな?」


 健人が装備選びをしている中、僕は商人にアイテムBOXを売ってくれないかと頼むと奥の部屋に連れて行ってくれた。ここの店は装備と装飾品と別のエリアで分けており、アイテムBOXの他に指輪やネックレスといった装飾品が置いてあった。


 金はあるし、沢山入るアイテムBOXが欲しいと頼むと金貨25枚(250万円)の家が何棟も入るアイテムBOXを提示してきた。異世界では信用が全てだ、僕は即決でそのアイテムBOXを買うと商人は目の色がかわり健人の装備を無料で提供すると言ってきた。


 やはり命を助けられた身とはいえ、商品をタダで渡したくない物だ。このアイテムBOXも見た目は普通だが中身がレベチで値段も普通の冒険者には買えない。きっと売れ残っていたんだろうとお察しするよ。


「助けてもらったのに現金な人なんですね」


 まぁ、商人は商品が命見たいな所あるから仕方ないよ。それに家が何棟も入る大きさのアイテムBOXは普通白金貨2枚(2,000万円)位かかったりするから結構良心的だよ。


 健人は動きやすさをメインにした軽装備を選んだ。剣の大きさも少し小さめにして振りやすくして、その代わりに盾を装備することになった。見た目は完全に某モンスターと壮大に戦う系のゲームの片手剣と似ている。


健人「これで魔物と戦えますね!」


 その前にこの街で冒険者登録をしないといけない。冒険者カードは保険証見たいなものだから取っておいても損はない。となれば試験があるのだが、今の健人にクリアできるのだろうか。

 

 



 

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