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009_くるよ、

 くるよ、俺たちの時代がよう!

 ということで歴史を作っていきましょう、


「どういうことなんでしょうかね?」


 可住惑星は作れました、その惑星上の歴史を語っていくという話ですね、


「物理法則とか宇宙の成り立ちとかが読者世界と同じであるなら、まあ似たような歴史を辿るんじゃないですかね?人類」


 人類?いやまずは、惑星が公転周期を回り始めるあたりから活動をし始めている何らかの生物?鉱物系のアレやこれやから語っていくわけですが。


「人類以前から歴史を語るんですか?というか鉱物?」


 ファンタジック全開でいきましょう、というか読者世界と明確に違う要素としてマナを入れ込んだんですから、最初からまともな歴史になるわけがないじゃないですかやだなあ。


「開きなおった創造神とか一番怖いやつじゃないですか?」


 わしもそう思う。いやまあ、そこまで激気的に変質させるつもりはなくて、せいぜい、


「せいぜい?」

 

 第三惑星以外にも生命体を設定するくらい?


「大事じゃねーか」


 火星人が攻めて来たぞーをリアルで演出できるのが今回の売りです、あと、月にウサギがいてもいいよね。


「ウサギ人間でもつくるきか?」


 月面人がホロレピピパレろってる世界観に憧れを抱く年頃です。


「ダメだこいつ早くなんとかしないと」


 手遅れじゃないかな?


 ともあれ、マナとかいう現実改変、因果律操作、概念そのものを変質しうる触媒?のようなものが偏在している恒星系だから、歴史もこれはまた独特なものになるわけですよ。


 いっそ、恒星を挟んでちょうど裏側になるように存在するが故に、しばらく認知されなかった、双子惑星とかも作っちゃおうかな?


「なぜか大陸とかの形とかが、双方似ているやつですね、」


 もしくは鏡像になっているとか、どんな理屈が作用したんでしょうかね?


「理屈をつけるのが大変な設定は、とりあえずやめときませんか?」


 はい。


 ええと、マナが作用しているので、読者世界での空想上生物とかが普通に存在しうる歴史が捏造されていきます、これは、未来から過去へと因果が遡って設定されるという、不思議因子であるマナにおける一つの性質の現れであるわけです。


「どういうことだってばよ?」


 あるんじゃないかという空想がその通りになる、それがマナの働きの一つであるからですね、まあ、そういう単純な話ではないんですが。


 つまるところ情報がそのまま形をとるのですね、なので、それに合わせて、辻褄を合わせるようにして、世界が出来上がっていくわけです。


「出鱈目じゃねーか」


 出鱈目ですね。 

 

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