007_どこまで、
どこまで、作り込めば良いのかというと、まあ、際限なくが正解になるんじゃないかな?
「終わらなくないですか?」
終わらせるんだよ、俺たちの手で!
「打ち切り前の少年漫画雑誌ののりが唐突に襲いかかってきますね」
とりあえず宇宙誕生はビックバンからの膨張系でいくことに決まりましたので、次は恒星系誕生から炭素生物系存在可能惑星の生成過程まで行ってみようと思うよ。
「宇宙開闢直後の各種粒子生成のあたりは語らないので?」
キリがなくない?いやまあ、興味はあるし、実際にそこで読者世界とは違う要素が生まれたことにする必要はあるからさらりと語った方が良いわけか、つまりは魔法要素だよね。
「付け加えられた理不尽法則というか不条理法則というか、法則なのに不条理というのは、笑うしかないような気がしますね」
まあ、超常の現象が日常になるような法則だからなぁ、いや日常になるならばそれは異常とは認識できないわけだけれども、ちょっとめずらしい、再現に才能と技術がある要素くらいになるはずなので、ある意味超常現象とか異常現象とか神秘主義的なあれこれであると表現しても問題はない、のかもしれない?
「法則としては存在しているけれども特別な技術が必要というのであれば、まあ、読者世界の特殊技術とか専門技術とかに近いものがありそうですね」
名称を魔法にするかどうかという話もあるね、因果律制御技術とか概念操作演算とかそういう名前にすると、オカルト感が下がりそうではあります、再現性のある技術に対して魔法という名称をつけるのはこれはまあ、なんだか、むず痒いというかしっくりこない感覚がありますね。
「話が逸れてる?」
そうですね、つまりは、宇宙が誕生した瞬間からわずかの間において、読者世界でいうところの魔法やら奇跡やらが技術として確立する要素である粒子が作られたということで良いんじゃないかなと思うんだよね、因果粒子とかだと大雑把すぎるか、概念共鳴因子とかなんとか?
「例に倣って、マナとかでいいんじゃないですか?」
わかりやすいし言いやすいですけれども、こう、オリジナリティが低くなりそうというか全くなくなりませんかね?
「サクッと軽いナーロッパを目指しているんですから、今更では?」
そいういやそうか、じゃあ、宇宙が生まれた瞬間に読者世界にはないマナという不思議粒子、魔法因子粒子、現実改変、因果律操作、概念による物理的な干渉を媒する粒子、のようなものが生まれたということで、ファイナルアンサー。
「ファイナルアンサー」
グッとカメラがよって表情をためて、正解!
「やったー」
このネタも大概古いような気がするんですが、読者世界の住人はついてきているのでしょうかね?
「まだまだ飛ばすぜ、振り落とされるなよ!」
最初から誰も乗っていない場合もありますな。