003_まずは、
まずは、世界創生の神話から作ることにしよう、と思う、
「神様?もっとキャッチーなところから始めないと、読者の興味を惹かないのではないですかねえ?」
だまらっしゃい、まずは戦闘とかお色気とか、ホットなスタートじゃなければ読者を惹きつけることができないという恐れを、まずは捨てるのです、それは邪念です多分おそらくメイビー。
「邪念って、いやまあ、いいですけれども、基本数行読んで面白くなければブラウザバックするようなご時世ですよ?数字伸びないと思うんですけど?」
大事なのは数字ではないのです、こう、純すいな目で相棒を見ますよ。
「では何が大事なのです?」
神様のモチベーションです、
「はあ」
書きたいとこから書かなければ、エタルじゃないですか、まずは自分自身のテンションを上げるところからがスタートなのです、つまりは、最初からクライマックスなんですよ!
「創生神話がクライマックスというのはどうかと思いますが、いやまあ、いきなり末法から始まるよりはまだ良いのか?」
世界が核の炎に包まれてから始まる物語もあるのでそれはそれでアリかもしれませんが。
「ゆあーしょっくな感じで始まる物語も確かにありますが。いや昨今では逆に珍しいような気もしますか」
ともあれ、まずは、世界がどうして作られたのかとか、どのようにして作られるのかというあたりを考えてみましょう!
「創造神が作ったではいけないんですかね?」
光あれ系の創造神一神教、あれはクソですので。
「自分を卑下するのはやめた方がいいですよ?」
誰がクソ邪神ですか誰が、一神教系の背景が色濃ゆい世界だと、ナーロッパが暗黒っぽい雰囲気になるのですよ。
ダークな感じも好きではありますが、今回は、スナックのように軽くて美味しいのを目指します、なので、教義でガチガチになりがちな創造神マンセー世界作りはパスですね。
「創造神はいるけれども、後に空気になるタイプの世界観もありますが?」
神様が全く無視されるとか、想像上の立ち位置になるのもつまらないのよ。
だから、神様が複数いるというのが、アクセントとしていいのよな、なのでいくらか強めなご利益感覚がある、複数神ものが定着するようなゴールを目指して、世界創生神話を作るという方向で一つ。
「なるほど、では具体的にはどうしますかね?」
まずは原初の巨人というものがいてじゃな、その終焉から始まる創生神話とかどうじゃろう、複数の神々はその巨人の各パーツ、頭とか四肢とかから生まれてくるんじゃよ!
「パクリ良くない」
お、オマージュだから、名前とかは結構変更する予定だし。
「絶対関西方面からクレームが来ますよ」
好きなんだがなぁ、あの世界創生神話。