001_やあ。
やあ。
軽く右手を挙げて挨拶をしてみるよ、まずは自己紹介だね。
私は神様だよ、
そういわゆる創造神だ、
すまない、またなんだ、なんというか、好きなんだよ、神様として語り散らしていくことが。
この文章は、異世界転生とか転移とか、もしくは、そんなことをしていない登場人物たちが、古の欧州をしたじきにした舞台で活躍する物語、
を、語る上でその遊び場所になる環境を、整えてみようという、その試みを語っていくものなんだ、
メタだね、メタフィクションだね、ワクワクドキドキするような冒険譚ではないし、ヒロインとヒーロがボーイミーツガールをしてきゃっきゃうふふをしつつ、お色気を散りばめた、ハーレムが語られるようなものじゃない、
いやまあ、どうなるかはわからないわけでは有るけれども、何せ、私は神様であるからして、とりあえず気楽に迂闊に、何か試しに、こう役者に演じさせるように登場人物を造り出したり、その後放置したり、まあ、無責任にやっていける立場と能力の持ち主であるからして?
毎回問題になる根本的な問いとして、創造神であるならば、自分の満足する世界を完璧に作れるのではないか、その過程を語ることに意味があるのかというか、語れるのか?というものが有るけれども、
そんなのは知らない、というか、そういう自動的にできるところを、あえてしない、能力を制限した上で、楽しんでみようという試みなわけだ、そこになんの意味があるのかというならば、そうすること自体に意味があるし価値がある、ということにしておこうという話なんだ。
まあ、簡単にいうと、暇を持て余した神々の遊び、みたいなものなんだよ、迷惑だからやめなさいという意見もまあ、正しいわけではあるね、けれども、世界というものは正しいものしか存在しないというものじゃ無いんだよね、これ、悲しい真実ではあるわけだけれども。
いやまあ、悲しいと感じさせない世界を作ることもまあできるわけではあるけれども、今回はそれが主題じゃないんだ、今回のテーマはこれ、
どん
「ナーロッパの歩き方」
フリップ出てるかな?
そう、こうね、ふわっとした、ファンタジックな世界を作っていこう、そして実際に歩いてみようという、コンテンツなんだよね。
まあ、暇つぶしだよ、特に読者を意識はしていない、壁に向かって話しているような、客席に人がいない寄せで、落語をやっているような感じだよ。
ひとり遊びが好きな神様って、結構無害な方だとは思わないかい?
ゆるりといくよ、のんびりいくよ、続きはまた今度ね、
じゃ。