犬の飼い方、しつけとは
尊敬する偉人管仲の名言がある。「衣食足りて礼節をしる」
これは犬の飼育にも当てはまる。十分に餌と運動をさせればピットブルや土佐闘犬といえど殆どの犬は名犬になる。
しかし大半の都市にすむ現代人にとってはこの様な無尽蔵な体力を持つ犬の欲求を満たすのは並大抵の事ではない。現代飼われている犬種の殆どが小型犬なのもこれらの犬が非力で体力が無い故に欲求を満たしやすい為である事は間違いない。
何にしろ犬に言う事を聞いて欲しければ先ずその欲求を満たしてやらなければならないが、それを踏まえた上で、望ましくない事をすればすかさず叱らなければいけない。
叱り方はオオカミを真似れば良い。オオカミは子供を叱るとき唸りながら軽く噛み付く。それを真似て口で怒鳴りつつ軽く指で犬の身体を突くか掴めば良い。人の指は牙、手を口の様に見立てるわけだ。そうすれば犬を殴りつけたり、過度な暴力は振るう必要はない。
韓非子は言う、権力の源はアメとムチでこのどちらが欠けても権力は維持できないと。
犬にもこれが当てはまる。
つまり犬は人と非常に良く似た生き物なのだ。