表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/29

Ca-09 【その他の配位結合の可能性】

 一方、Ca 2+ とCitrate 3- との配位結合には別の様式も考えられる。Ca 2+ とCitrate 3- それ自体の配位数と配位部位の関係が上記と同じであってもCa 2+ 1ヶに対してCitrate 3- が3ヶが結合することは可能である。

 上記と同様の計算を行うと、Ca 2+ 1ヶに対するCitrate 3- の必要個数が3の倍数になるので、

  Ca 2+    → 1.50 mmol/L×18 → 27

  Citrate 3-  → 0.67 mmol/L×18 → 12

 消費されるCa 2+ の個数は12/3 = 4ヶなので、残る個数は27 - 4 = 13ヶ。よって23/18≒1.28(mmol/L)と算出される。

 ちなみに、これまでに種々の電解質及びガス分析装置から得られたカーボスター中のCa 2+ 濃度は1.0~1.25 mmol/L(文献:2,3,4,5)であり、またこの錯イオンの価数は-7とかなり大きくなってしまうので、この様式で結合する可能性は低いと、ここでは考えてておく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ