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166.花豹の精霊とデイジー

デイジーは、目覚めると周囲に驚くほどの精霊たちに囲まれていた。

寝ているのに天井が見えないほどで目を剥いた。


そのほとんどの精霊たちは、微動だにせずじっと自分の顔を見つめていたようで、こちらが驚いて目を見開くと、


わぁ!


と嬉しそうに動き出した。

ハイタッチする精霊や抱擁する精霊

ゲンコツどうしを当てて喜び合う精霊

手と手を取り合って泣く精霊までいる。


これは一体どうした事かと、ゆっくり上半身を起こして部屋を見回す。


うん。私の部屋…。


精霊同士の隙間から、かろうじて見えた本棚で、ここが自分の部屋だと認識出来た。

布団のカバーは見たこともない新しいものなのは、ハンナが作ったものだろう。

とても肌馴染みの良い上等な物だと感じる。


しかし、ここはルークの部屋ではないならば、何故、床にも天井にも、所狭しと沢山の精霊たちが見えるのか。


デイジーは花豹の精霊と契約し、精霊を見る事ができるようになってしばらく経過しているが、花豹の精霊以外が部屋の中に居るのを見た事がない。


デイジーが起き上がったのを見て、花豹の精霊がゆっくりベッドに上がってきた。

その全身で丁寧にマーキングを施してゆく。


「おはよう、シリー。これはどういう事なのかしら?ひゃっ!」


花豹の精霊はデイジーが起きた事が嬉しくて、顎から鼻にかけてベロリと舐め、再びベットに戻した。

これも今までされた事がなかった。



花豹の精霊は我慢するのを辞めたのだ。


精霊の叡智様の代わりだと思っていたので、行儀良く一歩引いて付き合ってきた。

精霊の叡智様とデイジーの様な付き合いをしなければならないと思い込んでいたのだ。


しかし、ほんの少し思い出して倒れるほどの苦しみを“前世にまで“味わってきたとまで知ってしまった花豹の精霊。


デイジーの子供時代は、不憫だと思って見守っていた。

本当は友達精霊になりたかったが、精霊の叡智様が既に友達精霊だと聞いて諦めた。

魔力が人並みより多かったが、二人の友達精霊を連れられるほどではなかったためだ。

結婚してからは一歩も二歩も引いて、時々気になって見に行くことはあってもキースに任せてきた。


でもキースと違う立ち位置でデイジーを守る、この“契約精霊としての立場“を手に入れたのだ!


前世のことなんて、そんなものを思い出せないくらいに全身勢霊をもって、デイジーを愛し尽くそう!

キースと同じように、デロデロに甘やかして溺愛してやろう!


と一週間前に自分自身に誓った。


よしよしよし!!

デイジーに迷惑がられても、多少嫌がられても、思うようにやってやるぞ!!


にゃうん!


デイジーの上に乗って、全身でデイジーを感じられるように、余すことなく自分の全身をデイジーの全身に擦り付けると、デイジーはくすぐったいわ!と大笑いした。



デイジーは、やっとこの星に帰還した後の両親にも、何故か恵まれなかった。


魂を運ぶ精霊は、一体デイジーの何が気に入らなくてそんなところに生まれるように采配したのか。その采配をした精霊に対して花豹の精霊さ思うところがあるが、恨んだところで何も変わらない。


くそっ!と一度だけ吐き出して終わらせた。


そのお陰…とは言いたくないが、自分がデイジーを見つける事が出来て、ずっとそばにいたいと思っていたデイジーの横にいて良い権利を手に入れたのだ。


この権利をとことん有効に使ってやるぞ!


もう雪豹の精霊にやりすぎだと言われるくらいにやってやる!我慢なんてしてやらないぞ!


花豹の精霊は強く思う。


「で、デイジーはどこまで覚えてる?色の話はどう?覚えてる?」


あえて金色や黄色とは言わずに聞いてみる。

未だにデイジーの上に乗ったままだ。

デイジーは笑いながら花豹の精霊を抱きしめて横に転がると、花豹の精霊を置いてベッドからそっと出た。

身支度を整える為に洗面台へ向かう。


「色…。ルークの瞳の色ね?結局金色のままだったってことかしら?」


「うん。覚えてるね。」


花豹の精霊はデイジーの身支度するのを見るではなく、ベッドから飛び降りると、その足元へ行って身体の一部がくっつくように行動する。

甘えられるだけ甘えるのだ。


「うふふ。大丈夫よ。色の違いはきちんと理解出来たから。」


デイジーは、花豹の精霊の髭と首元の八重桜のような花が肌に当たって、くすぐったからったらしく笑っている。


うんうん!

デイジーには笑っていて欲しい!


にゃうん。ぐるぐるぐるぐる。と声に出してしまうくらい、デイジーにあちこちを撫でてもらった。





花豹の精霊たちは水場の横に生えている大きな八重桜の木の上を棲家にしていた。


八重桜の木はこの世界ではとても珍しい木である。

花豹の精霊の数と同じ数本しかない。

人間たちは知らないが、花豹が生やしているのだから当たり前だ。


花が咲く頃になると見にくる人間が大勢いる。

ほとんどの人間たちは誉めそやして愛でて帰るのだが、ある時から枝を折ったり切ったりする者が出てくるようになった。


下手をすると木自体が枯れてしまうのに。

自分の欲望を満たすことしか考えない者が増えてきているな。と花豹の精霊たちは冷静に見ていた。


枯れてしまえば、花豹の精霊はそこから離れるのみ。

新たな場所に八重桜の木を育てそこを棲家にするだけ。

頓着も執着もしていない。


その年も、八重桜の木には沢山の蕾が枝からニョキっと付け始めた。

いつ頃咲かせようかと花豹の精霊は考えていた。


そんな時だ。

小さなデイジーを見つけたのは。


ある晴れた日、八重桜の木の上で惰眠を貪っていると、木のそばにある水場に小汚く痩せ細った子供が一人でやってきた。


見た感じ周囲に大人は誰もいない。

本当に一人だった。


この王国で子供が一人で外出していることも驚きだが、ここが比較的安全な水場ではあるものの、住宅街から離れた場所に子供一人。


ありえない話だった。

現に何百年もこの世界にいる花豹の精霊たちは、見た事がない。と精霊ネットワークで調べた。


この王国で子供の独り歩きは推奨されておらず、迷子か行方不明になる寸前くらい。

一人で出歩く要因は、それしか想像ができない。


大体、ここに来るまでには、周囲や道に大人はそこそこいるはずなのだ。

一体どうやってここまで一人でやってきたのか。


大人に見つかれば、大抵は保安隊に連絡が入って家に連れ戻されるはずなのだ。


花豹の精霊は心配になり、寝ていた枝から降りて周囲を走り回った。

何処かに大人が隠れて見守っているかと思って確認したかったのだ。


周囲に人間は見当たらないが、範囲を広げたら馬車があるかもしれない!

ぼけーっとした大人が昼寝でもしているのかもしれない!


そう思ってあちこち確認したが、誰も何もない。

本当にこの子供は一人だったのだ。


不思議から疑問へ、疑問から困惑へ…。

そんな感情になった花豹の精霊は子供を観察する。


その小汚い子供は、眉間に皺を寄せ不機嫌そうな表情を“あえて“作っているようだった。


なぜそんな表情なのかと、正面に立ってよく見てみれば、顔の作りだけ見れば、絶世の美少女だった。


なのに、ブサイクに見えるように自分を偽るためのその表情を作り込んでいるようなのだ。

小さな子供は、悲壮感さえ感じさせた。


花豹の精霊は観察を続ける。

その可愛らしい顔に対して、適当に切ったザンバラな髪、似合っているとは言い難い男の子が着潰したようなサイズの合っていない大きな古着。

少し動く度に片方の肩が出てしまうので、その子供は服の胸のあたりをギュッと握って服から体が飛び出さないようにしている。


なんだ?

ツッコミどころがありすぎる!


何をしに来たんだ?

もしや入水自殺か?

いや、子供がそんな事を考えるまで追い詰められるとかあるのか?

いや、あの姿を見たらその可能性も捨てきれないぞ!


と、花豹の精霊は気が気でない。

そんな花豹の精霊の目の前で、デイジーは土の上に腹這いになったのだ。


「!!」


着ていた服が汚れる事は気にしていないのか?

まぁ、汚い古着だから汚れたとしても気にならないのか?

這いつくばったまま、水場に向けてそろりそろりと近づいていくではないか。服はズリズリと土を擦っているが。


一体何をやっているのかと、静かにその現場を目視し続ける。


デイジーは水場に顔が到着すると、そっと水面を覗いたまま、動かなくなった。

どうやら水面付近の観察を始めたらしい。


心配していた花豹の精霊も、デイジーが水面を観察している事が解ると、八重桜の木の上から見守ることにして、いつもの定位置に戻る。


どれくらいの時間が経過したのか、花豹の精霊もだんだんと飽きてきたが、デイジーはその場に伏せたまま微動だにしない。


日が傾いてくると、その子供はずりずりと後退し、ある程度離れるとすくっと立ち上がり、水場を後にして消えて行った。


「え?なんだったの?」



その次の週もその子供はやってきた。

花豹の精霊は、八重桜の蕾がますます増えてきたので、咲かせる時期を本格的にどうしようかな?と考えていたところだった。


その子供は前回よりも水場から遠いところでサッと腹這いになると、そろりそろりと水場に近づく。今日の服もデカく汚い服だった。


「そうか。汚れても良い服を着て来てるのか!」


花豹の精霊はそう思うと少しだけ安堵した。

こんなに小さな子供が、親や大人を伴わずこんな水場にやってくる事自体が異様なのだ。

小汚い服を着てやってくる可愛らしい容姿のこの子供が、親から可愛がられていないなんて思いたく無かった。

だからそう思い込む事にしたのだ。


きっとわざと汚い格好をして親の目を盗んでやってくるのだと思いたかったのど。


その日も日が傾くまで水場を腹這いで見つめて帰って行った。


そうして、週に一度やってくるようになった少女。


ある日その子供がまた腹這いで水面を覗いているので、花豹の精霊はその子供の横で寝そべって様子を見ていると、突然、ふふふ。と花が綻ぶような笑顔を見せたのだ。


「ふぇぇ。なんて素敵な笑顔をするんだよぉ。」


花豹の精霊は驚いた。

それと同時に八重桜の花が咲いてしまった。

可愛い顔をしていると思っていたが、こんなに良い笑顔を見せるなんて!


この笑顔の原因は何かと、デイジーの見ている方を見てみるが、なんの変化もない景色が広がるばかり。


そんな笑顔を見せるほど、この人間の目から見てこの水場が魅力的に見えるのは、一体何が原因なのか。


花豹の精霊は、水面より自分の棲家の花の方が何倍も素敵なのにな。と思う。

まだ花を咲かせていないから、知らないんだろうけど。


そう思い八重桜の木を見ると、柔らかい蕾に育っていた花が開いてしまっていた。


「うわぁ。やっちゃったよ…。」


風が少し吹いて、水場の水面を揺らす以外の変化は無いように見えているだろうが、実際には違う。

水面から沢山のカエルの精霊が目を出してデイジーを見つめているのだ。


カエルの精霊たちは時々手を振ったり、デイジーの目の前に飛び出てみたり、楽しんでいる。


でも、この人間にはそれが見えないはずなのだ。


「ねぇ、この子と知り合いなの?」


花豹の精霊はたまらなくなって、カエルの精霊たちに尋ねた。


「うん。デイジーはね?」

「精霊の叡智様のお友達なの。」

「精霊の叡智様に会いに来てるの。」

「精霊の叡智様はお忙しいから、」

「ずっとそばにはいられないの。」

「デイジーは頑張り屋さん。」

「デイジーはとっても可愛い。」

「僕たちみんなデイジーが大好き。」

「早くそれに気がついて欲しいな。」


カエルの精霊たちは口々に教えてくれた。


なんだ。もう精霊が友達になってるのか。

花豹の精霊は、なんとなく気になっていたこの人間と友達になりたいと初めて思ったから、非常に残念な気持ちになった。


その相手が精霊の叡智様だというなら、尚のこと。


手は出せないじゃないか。


「そっかー。友達になりたいと思った初めての人間だったから残念だけど、仕方ないね。」


この人間からは何故か心の声が響いてこない。

何を考えているのかは全く分からないけれど、なんとなくそばで守ってあげたくなっていたのだ。


ま、精霊の叡智様の友達なら、僕が心配するような事は起きないだろう。

これからは木の上で知らん顔しておこう。


あまりそばにいると、情が移ってしまう。

友達精霊になれるならまだしも、なれないのにそれは辛い。


花豹の精霊はすっくと立ち上がると、棲家の八重桜の木の枝に飛び乗って、その日はその子供に近寄らず、今後も目に入るだけの存在にしようと、一定の距離を取ることに決めた。


しかし、次の週、花豹の精霊は気がついてしまったのだ。


この子供がやってくるのは午前中。帰っていくのは夕方。お昼ご飯やおやつ、水分補給ができるようなものを一切持って来ていないことに。


そしてその日やって来たその子供の髪の毛は坊主に近い長さに、ザンバラに切られていた。


「何あれ、どういう事?人間の間で流行ってるの?」


到底女の子とは思えないような髪型、服装で現れたデイジーは、いつものように水場から離れた場所で腹這いになるとズリズリと服を汚しながら水面が見える位置まで移動する。


「ねぇ、あの髪型、人間の間で流行ってるの?」


カエルの精霊たちに尋ねる。


「何かしてやりたいと思うでしょ?」

「私たちもそう思って、」

「一度私たちが手を出したら、」

「デイジーが叱られてたの。」

「誰かに媚を売ったのかって。」

「そうなの。殴られて、」

「顔を真っ赤に腫らして、」

「それから髪があんなことになっちゃって、」

「伸びるとあの長さに切られちゃう。」

「だから、悔しいけど、」

「まだ見てるしか出来ないの。」


カエルの精霊たちは涙を流す。


「そんな親がこの星に居るって言うの!?」


腹が立つが、友達精霊では無い自分では、何もしてやれない。

友達精霊だったとしても触れないし見てもらえないので、してやれる事は非常に少ないだろう。


それに、確認してもらえない一方通行というのは辛い。

精霊としては慣れなければならない事だが、正直自分にはまだキツイ。


「独り立ちできる年齢になるか、結婚できる年齢になるまで、我慢して見守ることしか出来ないってことか。」


結婚してくれたら親から離れる事が出来るし、スキルが生えて独り立ちしてくれたら、近所の人がしたとでも思ってもらえるように、フルーツやら野菜やら、玄関先に置いておけるようになる。


「なにこれ、見守るのもキツイじゃーん!」


花豹の精霊は叫ぶ。

カエルの精霊たちもそうなんだよ!と同意見だった。


だから、人間を友達にしない精霊たちが増えて来ているのか…。


この王国の人間たちはスキルがなければ半人前として、認めてもらえう事ができない。


だから、精霊一人で数人担当している子もいるのか…。


「家まで行った事のある精霊はいるの?ご飯はちゃんと食べさせてもらえてるの?家ではちゃんとした服を着させてもらえてるの!?」


デイジーが帰った後も、花豹の精霊のカエルの精霊たちへの質問責めは終わらなかった。

花豹の精霊からカエルの精霊たちへの聞き取り調査だ。


その聞き取りの結果は惨憺たるものだった。


両親は毎日帰宅していない事。

母親が時々帰って来て生存確認をしてはため息をついてどこどこかへ行ってしまう事。

当然ご飯は食べられない日が多い。

時々帰ってくる父親に暴力を振るわれている事。

髪の毛は伸びたら父親に摘んで適当にカットされているので、時々ハサミが頭皮に当たるらしく、怪我をさせられているが、放置されている事。

服や食べ物は近所の人からの差し入れられているようだ。


近所の人たちは、デイジーに満腹まで食べさせてやりたいが、それをするとデイジーが殴られるのだ。

だから、必要最低限の食事を近所総出で順番に与えてくれている。

服にしても、お下がりだがデイジーに似合う可愛い服を渡すと、父親に取り上げられて売られてしまう。

古着屋でデイジーにあげたはずの服が売られているのを見た隣人が驚いたらしい。

到底似合わない服やサイズの合わない物は奪われない事がわかると、そういったものを渡すようにしてくれた結果がアレらしい。


「なんだよそれ!なんなんだよそれ!!!」


花豹の精霊は怒りに任せて泣き叫ぶ。

長く楽しもうと思っていた棲家の八重桜の花が一気に散ってしまった。


「あぁ…。」


大切な花を散らしてしまった事は悲しいことだが、また蕾をつけさせたら良い。しかし、デイジーを放っておいたら、死んでしまうんじゃないか、殺されてしまうんじゃないか。

不安が押し寄せる。


「保護って名目で誰か人間が動くわけにはいかないの!?精霊王様は…無理か…。」


くそ!くそ!と悪態を吐きながら、花豹の精霊はデイジーのためにと、低木で実のなるラズベリーを生やし、少しずつ大きくしていった。


これにはカエルの精霊たちが大いに喜んだ。


いきなり実が付いている木が増えていたら驚いてここに来なくなる可能性があると、カエルの精霊たちに言われたので、ゆっくりゆっくり、でも迅速に育てていく。

ラズベリーが実るまでの間は、いちごを生やした。


あと、カエルの精霊たちがここ以外の水場にもデイジーは行っていると教えてもらったので、そちらにも食べられるフルーツの木を生やした。


花豹の精霊は、デイジーが来る日だけにいちごとラズベリーの実を付ける。他の人間にあげる気は一切なかった。


ケチだって言いたければ言えば良いさ!

友達精霊にはなれないけれど、それでも!

ここに来ている間だけでもデイジーを見守っていくぞ!


花豹の精霊は、付かず離れずでデイジーを八重桜の木の上から見守り続けたのだ。

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