たとえ深い死の影を歩もうとも
ここではない、どこか遠くの世界。そこに、定住の場所を持たず、国を持たず、寄る辺なく彷徨う、ヴァガリと呼ばれる流浪の民がある。その特異な民族性ゆえに、迫害をうけた歴史を持つ、そういう民だ。。それでも彼らは流れる事をやめない。始まりの長オクトの臨終の預言を信じ、王を待ち望んでいるからだ。――これは人の子らの物語。“人”が、地に増え広がり、絶望を知り、救世主を待ち望み、そうして救いを手に入れるまでの物語。 人々よ、絶望を抱き、希望に縋れ。
Est autem fides credere quod nondum vides ー 信仰とは見えないものを信じることに外ならないー
In principio creavit Deus caelum et terram. ー初めに、神は、天と地をつくったー
2016/06/06 00:25
(改)