夜宴
夜は紗が擦れ鳴るようで
黄色い眼をした猫がいます
夜は吐息が風呼ぶようで
青い羽根した鷺眠ります
私はかなしいいきもので
ただ道の端で立ち尽くします
夜は積み木が崩れるようで
黒い足した狗がいます
夜はまばたき響けるようで
紅い尾をした馬踊ります
私はかなしいいきもので
ただ道の果て蹲ります
夜は簪抜け落つようで
銀の爪した君がいます
夜は踵が跳ね揺るようで
金の髪した処女歌います
私はかなしいいきもので
ただ水底で息絶えています
夜は紗が擦れ鳴るようで
黄色い眼をした猫がいます
夜は吐息が風呼ぶようで
青い羽根した鷺眠ります
私はかなしいいきもので
ただ道の端で立ち尽くします
夜は積み木が崩れるようで
黒い足した狗がいます
夜はまばたき響けるようで
紅い尾をした馬踊ります
私はかなしいいきもので
ただ道の果て蹲ります
夜は簪抜け落つようで
銀の爪した君がいます
夜は踵が跳ね揺るようで
金の髪した処女歌います
私はかなしいいきもので
ただ水底で息絶えています
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。