こたつの魔物【200文字小説】
こたつ……それは、一度入った者を放さない魔物である。
かつて、数多くの勇者を堕落の底へ落としたそれは、魔王城の入り口にてみかんを乗せて獲物が来るのを待っていた。
魔王領は年中冬だから、こたつに入りたいという衝動には勝てないだろうという魔王の考えだ。
しかし、こんな作戦いつまで有効なのだろうか?
そして、新たな勇者はいつになったら来るのだろうか?
そんなくだらない疑問を胸に抱きながらこたつは今日も勇者を待つ。
こたつ……それは、一度入った者を放さない魔物である。
かつて、数多くの勇者を堕落の底へ落としたそれは、魔王城の入り口にてみかんを乗せて獲物が来るのを待っていた。
魔王領は年中冬だから、こたつに入りたいという衝動には勝てないだろうという魔王の考えだ。
しかし、こんな作戦いつまで有効なのだろうか?
そして、新たな勇者はいつになったら来るのだろうか?
そんなくだらない疑問を胸に抱きながらこたつは今日も勇者を待つ。
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