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5話

 朝日に起こされたカラスは、また太陽に向かい飛びます。途中でウミガメからお弁当をわけてもらったのでお腹もいっぱいです。四日目の朝に太陽の島に到着しました。夜、寝ているときに、海に流されて方向がはずれている心配もありましたが、青く生い茂る森に、琥珀色の湖、見たことのない花々がここだと教えてくれました。カラスはどきどきしながら島を探検し、木の実をつまみぐいしては幸せな気分になりました。それからしばらくは花の蜜をすい、丘をすべり台にして遊んでいましたが、はっと目的を思い出しました。ああ、そうだ。僕はここに遊びに来たわけではないんだった。もっとしっかりしなくちゃ!神様の使いとして!そう思いながら、ネズミに言われた珊瑚と薬草と木の実を探し出しました。しかし、持ち物が多すぎて持ちきれません。困り果てたカラスは自分の足元を見つめました。足には長いツルが絡まっています。そうか!ネズミはこのことも予期してツルを持たせてくれたんだ。そう気づいたカラスはツルで必要な物をひとまとめにくくりました。これでくちばしと足で、寝床も一緒に運べます。その日は島でぐっすり眠りました。



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