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4話

 次の日、水平線に太陽が見えると、それに向かいカラスは力強く飛び立ちました。太陽の島という自分の知らない場所、見たことのない珊瑚や木の実のことを考えるとわくわくがとまりません。視界の中には島や陸地はなく、海面に太陽の光が反射してきらきらした道ができているだけです。カラスはぐんぐん飛んでいきます。でも太陽を背にしたころには疲れてきてお腹がすきました。ああ、どうしてネズミは木の板なんて持たせたのだろう。重いしツルも足に絡まって飛びにくい。食べ物を持ってきたほうが賢かったとカラスは思いました。でも後悔してもしかたがありません。月が昇ってもカラスは飛び続けました。休む場所もなかったからです。疲労が限界に達して眠る場所がほしいと思ったときに、くわえていた木の板の意味がわかりました。ああ、これを海に浮かせてその上で羽を休めれば良いんだ!この事態を予想したネズミに感心して、さすが神様だと尊敬しながら眠りました。



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