直々の依頼!?
はい、遅れてすみません。諸々あったものでして…………(何があったんだよ
とりあえずどうぞ!
~食事後~
「すげぇ……旨すぎだよ…………」
うん、食事の感想を言わせて貰えばものっそい旨かった。
まさか元の世界では無縁だった世界三大珍味&世界三大高級食材(勝手に命名)を頂けるとは思わなかったよ。
食材としては元の世界と対して変わらなかったのが嬉しかった…………
しかもお米も普通に流通してたんだな…………
あ、ちなみに今はロビーの一角で寛がせて頂いてます。
「貴方がカケル様ですね?」
そんなとき恰幅のよい男性とスラッとした女性が現れた…………いや、何となく予想は出来るがな?ミライの父(目測45)とミライの姉(目測20)だろ?
「ええ、翔は自分ですよ?」
「やはり…………初めまして。私はミライの父でノゾムと申します」
「私はミライの母でノゾミと申します」
母親ー!?ちょっと待て…………身長目測185cm程、スラッとしたボディ、長く美しいストレートのブロンズの髪、そしてこの美貌で母親かよ!?すげぇなお金持ちって!!
(※彼の勝手な解釈です)(※想像としては、ハリウッド女優を想像して下さい。)
「それで……実は貴方にやってみて頂きたい事が…………」
「え……何ですか?」
俺が訪ねるとノゾムさんは懐から水晶球を取り出して俺の目の前に置いた…………
「なに、単純な話ですよ…………この水晶に触れていただきたいのです。」
「ん~……分かりました。」
別に怪しそうな感じもしないし…………触ってみるかと思い手を伸ばした刹那!
サラサラサラサラ…………
「へ…………?」
水晶球が音を立てずに粉々になっちゃった…………何があった!?
「!?…………凄い魔力だ……触れる前に割れるなんて……しかも割れた破片が細かい…………!?」
え!?粉々になることも割れると言う認識ですか!?
「…………あの、カケル様」
「……あのぅ……その様付け止めて頂けませんか?せめて呼び捨てで…………」
「…………カケルさん、お願いが御座います。」
…………まぁ、妥協するか。
「……なんでしょうか?」
「我がギルドに入会して頂けないでしょうか??」
「…………は?」
色々はしょられて何がなんだかさっぱりなんだけど…………
~数分後~
えっと…………ノゾムさんが言うには、この島には幾つかのギルドが存在し……日々いろんなクエスト等をこなして殆どの家が生活している…………が、最近とあるギルドが他のギルドを吸収(というなの武力によるギルド全体の略奪)を始めており、既に50近くあったギルドの内、30のギルドが吸収(略奪)されている…………そして、昨日ノゾムさんのギルドをターゲットに指定されたと…………
「…………フム、ちなみにまだ吸収(略奪)されてないギルドの戦力は如何程ですか?」
「残っているギルドの殆どはどこも優秀なチームを抱えています…………が、あのギルドに吸収された所の1つにとてつもなく強いチームを抱えているんです…………」
「そのチームは…………?」
「はい、ここら辺じゃ殆ど居ないAAAクラスの実力者です。」
あ、ちなみにクエストを受注するには……2人以上のグループを結成しておかなくてはならず、グループランクが高ければ高いほど実力も高いというわけで、一番下がFクラス、そこからE→D→C→B→A→AA→S→AAA→SS→SSSとなる訳だ。
ちなみにさっき言ってた強いチームはAAAだからベスト3には入る…………って訳だな。
あ、ちなみにソロの探険家の人もいるらしいけど……クエストは一人では受注出来ない仕組みなんだと。
そしてSSクラスにもなると王宮からの依頼もあるという…………
「…………分かりました。俺がノゾムさんのギルド……『スターソード・スラッシャーズ』の最終防衛ラインって訳ですね?」
「はい、申し訳無いですが……よろしく頼みます。」
「分かりました…………で、戦闘は何時?」
「明日です」
「…………了解です」
…………よし、今から新技の開発に勤しむか。
これでも技のセンスの良さには定評があるんだぜ?一回こういうファンタジーっぽい奴の小説を書いてた時期があってな?
龍斗に見せたら技のセンスをとても誉められた物さ。
『うわ!流石だな!!この超厨二臭さがぱなく良いね!!』
…………誉められたんだ!!あれは誉められてたんだ!!(※重要な事なので二回言いました。)
ってことで現軽度厨二病元超重度厨二病(龍斗談)(俺は違うと思ってるからな!!)の実力見せてやるよ!!!
~翌日~
はい、どうも。
不眠で決戦の日を迎えましたよ…………いやぁ……眠い。
眠気覚ましに色々思い出してみるか…………えっと、魔法には属性があり……属性は水、炎、雷、土、空、光、闇……と、七つある。
そしてその属性には精霊がおり、基本的には一人につき一精霊。例外として精霊使いという職業がある。そして魔法使いにもランクがあり…………初等魔法使いに始まり、中等魔法使い、高等魔法使い、大魔法使い、超魔法使いとなるが…………大魔法使い以上の2種は殆ど居らず、数えれる程度しか確認できてない。
が、大魔法使い以上の2種は属性を二つ以上組み合わせる多属性魔法を使うことができる。
戦闘系職業は他にも
戦士、魔物狩人、騎士、格闘術士、回復術士、格闘回復術士、魔術戦士等がある。
「ん?お前が『スターソード・スラッシャーズ』の奴か?」
っと…………呼ばれたので後ろを振り返ると……100人は優に越える男どもがいた…………女性は居ないか。なら本気を出しても良いかな?
…………殺さない程度に。
「ええ、俺一人です。俺は翔…………以後お見知りおきを。」
「ふむ……本来なら戦闘で敗北したギルドはその戦闘で負けた者を相手に差し出すというのがあるが…………俺達は200人……流石に割が合わないと思うが…………」
この青年がこの200人のリーダーなのかな?
「心配は入りません。コレが『スターソード・スラッシャーズ』の親方……ノゾムより預かったギルド権利証書です。それに……俺自身もギルド内でのトップクラスの実力を持ってます。」
全てのギルド内の魔法使いの…………ね☆
「ふむ…………確かに。」
青年(目測20前後かな?)が俺の見せた紙を確認する……
さてと…………
「こちらも早い事マスターに報告したいので…………勝利し、『スターソード・スラッシャーズ』の合併を阻止したとね!」
俺は少し後ろに下がると、戦闘モードに入る…………
「我々も勢力の半数を割いてますからね…………まけれないのですよ!」
青年が右手をスッと挙げると他の戦闘員達が戦闘モードに入る…………
さあ…………マトモな戦いを繰り広げさせてくれよ?キ・ミ・タ・チ?