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12話

「じゃあ、私の家に連れていくから二人はお店が終わるまで奥の従業員室で待っていてね」

立花は、そういって僕たちをおいて店の方へ戻っていく。

僕たちの間に気まずい雰囲気が流れる。僕たちがこうなった原因はファミレスでのいざこざだから、風花とはまだ完全に仲直りできたとは言えない状況だ。




「さっきはごめんなさい、あなたは私のために今ここに居てくれているのよね。もし、いやなら今日は時間が時間だから少し無理だけど、私をおいてかえってもいいからね」

風花は俯きながらそうつぶやく。

これは、僕が先ほど風花に対してあんなことを言ってしまったのが原因であろう。僕は、またそのことについて後悔する。

風花のそばに僕は居たいと今でも考えているだからそのことを風花にしっかりと伝えなければならないそれはわかっているだけどうまく言葉にまとまらない。いや、自分が言ったを否定して自分自身が傷つくのが怖いのだ、自分のプライドがズタズタになるのではないかと恐れているのだ。僕は、ふとそんなことに気が付いた。


「これ、麦茶だけどよかったら飲んでいて」

店の方から立花が顔を出し僕らに麦茶を出してくれた

「「ありがとうございます」」

僕らは声をそろえて立花に対してお礼を言う。




僕たちの間に沈黙が支配する

僕は、意を決して風花に思いを伝えようとする

「僕は、、、」

「あ、そうそうあなたたちご飯食べた?」

立花が僕たちにそう問いかける。

「ファミレスで軽食を食べました」

僕はそう返答する

「じゃあ、そろそろ私の家に向かいましょうか」

立花は仕事を終えたのか僕たちにそう言う。

僕はせっかく風花に対して先ほど言ったことは言葉の綾で本心ではないということを伝えるタイミングを失ってしまった。

「じゃあ、行くわよ」

立花は用意ができたようで僕たちを自宅へ連れて行こうとする。


僕たちは、店の出入り口まで来て店のオーナーに対して迷惑をかけたことを謝罪する

「「お騒がせしてすみませんでした」」

「全然迷惑なんて思ってないわよ、誰にでも逃げ出したいときはあるものだから。困ったときはいつでも来なさい」

そう言ってオーナーは僕たちを笑顔で見送る


「ちょっと、スーパーによって行ってもいい?」

立花は僕たちにそういう

「もちろん大丈夫です」





スーパーで買い物を終え、僕たちは電車に乗り大阪駅から5駅ほど離れた住宅街の駅で降りた。そこから、10分ほど歩き二階建ての小さなアパートの前で立花は泊まった。

「ここの二階よ」

立花はそう言い階段を上がっていく。

「さあ、入って」

二階の一番端の部屋が立花の自室であった。

「「お邪魔します」」

僕たちは立花の部屋にお邪魔する。

立花の部屋は1kでお世辞にも広い部屋とは言えなかった。だが、女の人らしい部屋で全体が薄い水色で落ち着きがあり、整理整頓がきちんとされている部屋であった。


「軽食は食べてるみたいだけど、あなたたちもご飯食べる?」

「いや、だ、、、、」

その時風花のおなかの可愛い音が鳴る

「お言葉に甘えてお願いします」

僕たちはご飯をごちそうになることにした。


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