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11話

「ちょっと、詳しい話を聞かせてもらえるかしら」

立花は僕たちを真剣な眼差しで見つめながらそう問いかける

僕は、もうどうしようもなくなり、風花の事情、僕たちが自分の両親また、自分たちには重すぎた期待から逃れるために今ここにいるということを包み隠さず話した。

「そう、そんな事情があったの」

立花はただそれだけつぶやくと

「でじゃあ、君たちは元居た場所から逃げ出してどこに行くの」

僕たちを一直線に見つめながらそう続ける

「僕たちはこの後長野に行こうとおもっています」

僕たちの今現在の目的地は長野だ、今ここにいるのはただの通過点の一つに過ぎない

「へえ、長野に行くんだ。そこで長野に着いて君たちは何をするの」

立花はさらに僕たちに問いかける

「僕たちは、長野に着いたらコスモス畑を観に行こうと思っています」

「ああ、あの駅の中に貼ってあるあれか。確かにすごくきれいだよね。私も観てみたいな。」

「じゃあ、そのあとはどうするの」

「それは、、、、、、」

僕は、立花の質問に対して答えられなくなってしまう

「それに、今日はどうするつもりだったの、君たちまだ中学生でしょ。ホテルにもネットカフェにも泊まることはできないよね。」

僕は、この旅があまりにも無計画で困難なものであることに目を向けされてしまう

「まさか、風花ちゃんもいるのに野宿させようと思っていたなんか言わないわよね」

「、、、、、、」

僕は、もう立花の質問に対して何も答えることはできない。自分が、あまりにも無計画で無責任でどうしようもないちっぽけな人間であることに気づかされる。この場から今すぐにでも逃げ出してしまいたいが、風花をおいてそんなことをすることは許されない。この旅を提案したのは僕だ、ここで逃げたら本当のダメ人間になるそんなことを考える。手をきつく握りながら自分自身の行動を反省し、今後につながるように脳にこの悔しさを刻みこむ。



「もう、立花さんそこらへんにしてあげなよ」

今まで黙っていた美香がそう言う。

「この子たちだって、もうどうしようもなくなって逃げてきたんだよ。確かに、無計画すぎるけどそれは、この子たちがかなり追い詰められていた証拠じゃないの」

「確かに、この子たちは追い詰めれれていたんだろうけど、これからどうするのよ。今日泊まるところも決まっていないのよ」

そう、そうなのだ僕たちは本当に今日泊まるところのまだ決まっていない状態なのだ

「ねえ、君たちはどうしたい」

立花はまた僕たちを見つめながらそう問いかける

僕は、もう自分たちの力でどうすることもできないのはわかっている。だから、ものすごく図々しく、迷惑をかける行為だとはわかってるがこう言うしかなかった

「誰か、僕たちを今日一晩だけでいい、いや、風花だけでもいいので泊めていただけないでしょうか」

僕は、席から立ち頭を下げる。風花もそれに続き頭を下げる



しばらく、店の中を沈黙が支配する

「わかったわ、今日一晩は二人とも私の家に泊まりなさい」

立花は僕たちを泊めてくれるそう言ってくれたのだ

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