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作者:月島 真昼
 家に火炎瓶投げ込まれたときはさすがにどうしようかと思った。さすがに引っ越すしかなかったけれど、二、三回引っ越してもネット上の特定班が私の家を追跡してきて発見して同じような嫌がらせをばら撒いて父と母は完全に参ってしまった。私がわりと平気だったのは元々ヒッキーだったから。窓ガラスがいつ割られてもいいように段ボールで蓋して光が入ってこなくても全然平気だったし、食べ物とか飲み物とか深夜のコンビニ調達で余裕だった。ただ続けば私も参ってきそうだったのでいまは一人で家賃の安いアパートに部屋借りて暮らしてるけど。
 で、なんでそんな状況に陥ってるかというと二年前に兄の相塚昂輝が大学で金属バット振りかざして同じ学校の野球サークルのやつらをぶっ殺したかららしい。それを聞いた私の感想は「ああ、あいつならやりかねないな」だった。基本的におとなしくて温厚なやつだったけどなんか気に食わないことがあっても溜め込んじゃって我慢して我慢して我慢して耐え切れなくなってストレスを爆発させて物を破壊する癖のあるやつだったのだ。中学一年生の兄が食器棚と冷蔵庫とテーブルを金属バットで粉砕したのを私は覚えている。あれはなにが理由だったんだっけ。
青山由紀
2022/05/24 19:47
山内
2022/06/06 08:10
木元崇
2022/06/14 17:51
後藤
2022/06/30 15:27
桐山朋美
2022/07/14 10:01
山内
2022/07/25 22:01
清水
2022/08/15 12:30
山内
2022/08/31 15:09
清水
2022/09/15 13:24
山田橙子
2022/09/27 12:45
青山由紀
2022/10/09 16:40
青山由紀
2022/10/14 15:41
木元崇
2022/10/20 12:03
相塚昂輝
2022/10/20 12:11
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