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第二章 一話:苦痛と渇望と

いつの間にやら9000PV以上に!!

本当にありがとうございます。

 「過去」という言葉を辞書で調べてみると、「既に過ぎ去った時」という意味が出てくる。


 過ぎ去った時。まさに文字通りだ。


 その時間は、どんなに足掻(あが)こうと、決して戻ることはない。時の流れとはすでに一定であり、それが逆流するなんてことはあり得ないことだから。


 私は、その現実を叩きつけられた。


 耐え難い苦痛だ。体の痛みならどんな苦痛にも耐えよう。それであの時が戻ってくるのなら、どんな痛みにも耐えよう。


 だが、心の苦痛というものは、生易しいものではなかった。




 私は苦しんだ。いつも心が悲鳴を上げていた。











 イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ・・・・・












 この痛みは、どこにぶつければいいのだろう。

 この怒りは、誰にぶつければいいのだろう。


 何度も繰り返される自問自答。答えなど、初めから存在しない、自問自答。


 だから、答えを探すのはやめた。


 だが、まだ諦める訳にはいかない。


 私は誓ったのだ。絶対に取り戻すと。







 その為ならば、時間を・・・・・

新章突入です。今回の話は一章の終盤から出てきた雄真にスポットライトを向けたものです。

彼がなぜ幼いながらに霽月館の館長をしているのか、という彼の過去についても書きたいと思います。

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