レアリティがある世界にSSSRで召喚されたけど質問ある? ~私レアリティ判定不能なんだけどどうしたらいい?~【完結済】
レアリティがある世界にSSSRで召喚されたけど質問ある? ~私レアリティ判定不能なんだけどどうしたらいい?~
https://ncode.syosetu.com/n2316fw/
山田健人はソシャゲで新実装されたSSSRのカードを引いた瞬間にトラックに轢かれた。
死んだと思いきや彼はレアリティが存在する異世界に勇者として召喚されていた。
その世界で最強のSSSRのレアリティとともに。
そこで彼はレアリティは判定不能だが恐ろしい能力を持つ少女リアと出会い世界の真実を暴き出すー
清楚系イキり聖女とか陰口を叩かれたのでSSSR勇者を召喚して周り全部沈黙させる
ncode.syosetu.com/n1675fx/
という前日譚もあります。
以上あらすじです。
アピールポイント
・人物に対してレアリティが付与されているという現象について掘り下げられている
・「集合生命」「概念魔法」など独自(少なくとも多くはないと思う)の世界観がある
・イリスさんの魅力。私が思う理想のツンデレみたいな感じになっている。
とりあえずタイトルを長めにして異世界転移すれば見られるかなと思った作品です。
以下微ネタバレを含みます。
なろう作品ではよく「スキル」「レベル」「レアリティ」といった概念が可視化されている作品がありますが、レアリティという存在に突っ込みを入れた作品。ソシャゲとかだとレアリティは絶対の強さの壁(レアリティによってレベル上限が違うゲームとか多いですよね)となっています。ということは高レアリティの人は魔法的な価値が高いのではないか、そもそもレアリティという概念が適用されるのはどこまでなのか。人だけなのか、魔物もなのか、道具もそうなのか。
あと、そもそもレアリティが設定されている世界だとすれば誰が何の目的で設定しているのか。そんな色々な問いを掘り下げた作品です。
あと前日譚にもなっている神官のイリスが個人的には好きなキャラです。彼女は世界の人間の中では最高レアリティでありながら主人公には二段階劣るという何とも言えない格のキャラです。ただ、異世界転移してきた主人公や主人公が拾ってきたリアは世界に対する責任感が希薄なので、必然的にイリスはその辺りの責任を一身に背負う形となります。
そんなシリアスな背景を持ちつつも、権力をこよなく愛するというギャグっぽい設定(少なくとも作中ではギャグで流されている)がついているというギャップが魅力的です。
やっぱ自分で自分の小説褒めるの辛い
作品へのリンクはこの下にあります。↓