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【完結】近衛八重には価値がない【ヤンデレサスペンス】

「私にとって目の前に広がる景色が全部灰色なんです」


藤嶺高校二年生の天塚晴は毎日屋上で一人で弁当を食べるのが日課だった。

しかしある日、一年の陽キャリア充の美少女近衛八重が屋上から飛び降りようとしているのを見かける。

そこで近衛の秘密を知ったところから二人の関係が始まるのだが……


奇怪な事件について取材していたネットニュースの記者・山口は二人の歪な関係を聞くことになる。


(自称)ヤンデレサスペンスストーリー!



コメント

 一言でいうならば、近衛八重という尋常でない(色んな意味で)人物の秘密を知ってしまった主人公が彼女の沼に引きずり込まれていくというお話です。

 近衛八重視点で言うなら、秘密を唯一知られたということで主人公に依存してしまい、良くないと思いつつも引きずりこんでしまうというお話です。

 秘密を知ったところから始まる恋愛物という意味ではよくあるストーリーですが、多分近衛八重の人物像が特殊です。私の描写不足とかではなく、本当に近衛八重が理解出来ないという方もいるかと思います。人は選ぶけど出来は悪くないと思っています。


以下私が好きな近衛八重の台詞を並べるので興味を惹かれた方はどうぞ。


「私にとって目の前に広がる景色が全部灰色なんです」


「先輩、私の上っ面じゃない部分って何ですか」


「彼ら(クラスメート)が勝手に序列を作って弱い者を虐げているのが気に食わないんです」


「でも、私は生まれた時からずっとこんな自分と付き合ってきて、自分を好きで生きてきたんです」


「でも本当は期待があるんですよ。私のことを知っている人なら、私の何かを見つけてくれるんじゃないかって。(中略) そんなものをすっと現れた他人が私にくれる訳なんてないって分かっているのに……」


「でもそれだと私も困るので一つだけチャンスをあげましょう」


「私以外全部価値がないと思えるようにしてみせますよ」


「十五年待ったんです。それくらい何てことないですよ」

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