19、覚醒の時
『条件を満たしました。称号【無慈悲】を獲得しました。それに従いスキル【威圧】を獲得しました。スキルレベルは4です』
『条件を満たしました。称号【狼殺者】を獲得しました。それに従いスキル【瞬足】、【跳躍】を獲得しました。スキルレベルは3です』
『条件を満たしました。スキル【身体強化】を獲得しました。スキルレベルは6です』
『条件を満たしました。スキル【成長倍加】のスキルレベルが4に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【剣術】のスキルレベルが7に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【闘術】のスキルレベルが7に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【天眼】のスキルレベルが9に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【隠密】のスキルレベルが8に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【並列思考】のスキルレベルが10に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【並列思考】は進化してスキル【高次思考】に進化しました。スキルレベルは1になります』
『条件を満たしました。スキル【直感】のスキルレベルが8に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【持久】のスキルレベルが10に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【持久】は派生してスキル【SP回復速度上昇】を獲得しました。スキルレベルは1です』
『条件を満たしました。スキル【逃走】のスキルレベルが7に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【雷撃抵抗】のスキルレベルが10に上がりました』
『条件を満たしました。スキル【雷撃抵抗】は進化してスキル【雷撃耐性】を獲得しました』
『条件を満たしました。スキル【千里眼】よスキルレベルが6に上がりました』
おはようございます。
黒輝 勇馬です。
今いる場所は例の洞窟。
どうやらあの戦闘が終わってからというもののずっと寝ていたらしい。
危機感…無さすぎるな、俺。
さて改めて勝利の快感を噛み締めるぞー!!
…と行きたい所なのだが、事実勝利はしていない。
ちょっと振り返ってみるとしよう。
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「安らかに…死んでくれ」
俺はそうして剣の切っ先を狼に向け、吹き飛ばした。
吹き飛ばそうと、そうしたのだ。
しかし忘れていた奴らがいた。
あの配下どもだ。
アイツらは最後の力を振り絞ったのか何なのか、俺に突進してきてその軌道をずらしたのだ。
結果、剣は狼には当たることはなかった。
突進してきた配下は雷を纏っていたものの、【雷撃抵抗】のおかげかダメージはそこまで無かった。
故に俺はアイテムボックスから剣を即座に持し、銀の剣を振り抜いた。
猛追を続けていた一匹の首に吸い込まれるようにして入刀。
もちろん一撃での死亡。
そのまま逃げるであろう十字の狼、それを追撃。
…しようとしてまた一匹が立ち塞がった。
そしてそのまま戦闘をしていると首魁はおらず。
狼の統率力に見事、と言わざるを得ない。
だがあのままの傷では行きているとも思えず。
俺は安心して眠った、という経緯となる。
あくまでも負けではない。
しかし完璧な勝ちでもない。
何となく不服な感じが溜まっております、はい。
とりあえず壁にめり込んでいる剣を引っこ抜いておく。
かつ、俺はステータスを確認して…静止した。
黒輝 勇馬 ♀と見せかけて♂ Lv.121
【種族】
上位世界人
【パラメーター】
HP 15/890
SP 3600/5900
MP 0/0
AP 2900
MAP 0
GP 670
MGP 30
FP 7700
【称号】
上位世界人、剣士、闘士、武士、魔女、軍師、料理人、封印された者、社畜、逃亡者、狩人、泳ぐ者、避ける者、獣殺者、雷殺者、無慈悲、狼殺者
【スキル】
アイテムボックスLv.10、成長倍加Lv.4、剣術Lv.7、闘術Lv.7、天眼Lv.9、魅了Lv.6、念話Lv.6、隠密Lv.8、料理Lv.8、万能味覚Lv.6、封印Lv.?、高次思考Lv.1、直感Lv.8、持久Lv.10、SP回復速度上昇Lv.1、逃走Lv.7、雷撃耐性Lv.1、千里眼Lv.6、追跡Lv.2、水泳Lv.1、水の心得Lv.2、幻影Lv.3、雷撃攻撃Lv.3、威圧Lv.4、瞬足Lv.3、跳躍Lv.3、身体強化Lv.6
これです。
…パラメーターがもうなんかもう…異常。
というか差が凄すぎるだろ!!?
マジで何で俺MGPがほぼ皆無なんですか!!?
そのくせエゲツない速さは何だ!?
いや、たしかに逃げ惑ってはいたけど!!
…というかこんだけFP高かったら、ここ抜け出せんじゃね?
…あの狼も普通に上り下りしてたっぽいし。
…やってみるか。
そんな訳で俺は洞窟の外に出て、石の壁に片脚を掛ける。
ちゃんと足場を確認するために【高次思考】と【天眼】の使用を忘れない。
壁に足を引っ掛けて上に飛ぶ。
それだけで相当高く体は跳ね上がった。
以前であれば有りえないほどの速度で俺は駆け上がる。
勢いがなくなると二歩目を壁に掛け、三歩目、四歩目と進んでいく。
それだけでもう壁から覗く空の色は明瞭になる。
そして五歩目。
酷い凹凸を足場に逆側の壁の方に体を吹き飛ばす。
すると平面の足場はすぐに見えた。
木が生い茂っており、殺伐とした雰囲気。
着地すると懐かしい土の硬さ。
間違いようが無かった。
短い期間ではあったが、濃密でもあった。
確かな満足感を胸に俺は再び死を巡る舞台へと降り立った。
ついでに…
『キチッ…チ?』
このイタチは何処から持ってきたのだろうか。
非常に数日前に俺がとあるイタチに取られたパンらしき物を。
しかもこのイタチの顔というのはとても焦っているようで…
ぽとりとパンを手のひらから零していた。
しばらくの硬直。
やがて動くイタチ。
影を縫うような速さは健在。
『例のアレなら逃げるのも簡単だぜー!!』、そう思っているようにも見えなくもない。
ただし例のアレは変な進化を遂げていた。
ピュンッ!!
風の斬れる音。
それは【闘術】のバフを付与した蹴りの音。
逃げる暇も無くイタチの顔面に蹴りはめり込んだ!
まさしくその光景は一発KO!
俺は腕を高くガッツポーズ!
しゃあないじゃん、人間だもの。
満足感はあるもの。
そしてグシャリと地面に崩れ落ち、バサッと大量のパンが床に落ちる。
落ちようとした。
しかし俺のアイテムボックスは無限大に近い。
ガバガバとパンを当然のごとく収納です♬
そして未だに床でヒクつくイタチ。
きっとこの時の俺とその後の光景は見せてはダメなやつなので割愛しておきますね。
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〜〜とある獣〜〜
此方は不思議な場に立っていた。
本来ならば此方は死ぬ身。
慢心があったのだろう。
あっさりと脚を奪われてしまった。
配下が居なかったら、と思うと此方は震える。
あの男の成長性は異常、その一言に尽きる。
此方はそれを読めきれなかったのだ。
悔いはある。
しかしそれ如きで過去は戻ることはない。
残念な人生な物だ。
「よう、狼。テメェに希望をやろうか?」
黒い影はそこに立って居た。
すみません、雷撃攻撃のレベルが31とかいう謎のインフレ発生が怒ってましたので改稿いたしました。
申し訳ございませんでした。




