表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sixth  作者: 夜桜
2/5

〜1話〜開花

「さて、今日は待ちに待った国家代表錬金術士先行大会の予選日だ。張り切って会場に行くかーっと。」


「おーい、はじめー」


「この声は、渉か。」


「おっはよー。」っとこの元気な声の持ち主は斉藤(さいとう) (わたる)。俺の幼馴染で、俺と同じ国家錬金術士だ。今日の国家代表錬金術士先行大会に俺とペアで出場するパートナーだ。


「うっす、渉。朝から元気だなー。」


「元気だけが僕の取り柄だからね。」


「そうだな。じゃあ、会場に行くか。」


「うん!」


俺の家から大会の会場までは中央通り(メインストリーート)を約30分程歩くと到着する。


っと考えてるうちに着いていた。


「ここが会場の錬金術の神殿か。」


「なんだかんだで僕たちがここに来るのは初めてだね。」


「そうだな。よし、神殿に入るか。」


「そうだね!」


ここで一旦、国家代表錬金術士先行大会の予選についての説明をしよう。予選の内容は、2人1組のペアで錬金術を行い。ゴーレムを錬成し、他のペアと戦わせ、ベスト4に入ったペアが本選に出場することができる。

これが予選内容となる。

ゴーレムについては、金属でも非金属でもどちらでもいいと、ルールにはのっとられているが、だいたいのペアは非金属のゴーレム、要するに土や石のゴーレムになるだろう。

理由としては、金属のゴーレムの錬成は、難易度が高過ぎて成功した人は少ないと聞いている。


っとルールを説明している間に1回戦の相手のペアが決定したようだ。


「えーっと、1回戦の相手は相田(あいだ)澤村(さわむら)のインチキペアかよ。」


ここで相田と澤村が何故インチキペアと言われているのか紹介しよう。あの2人は昔から何をするにも一緒だった。そして勝負ことではどんな手段も厭わないようなやつらだった。


「そろそろはじめー、ゴーレムの錬成を始めようよ。」


「そうだな、始めるか。渉、錬金書の準備お願いできるか?」


「りょーかーい。ちょっと待ってねー」


「あれ、おかしいなここに置いていた錬金書が岩石系統から金属黄金系統になってる!」


「どうした、渉。錬金書に何かあったのか?」


「はじめ、やばいよ!ここに置いていた錬金書がすり替えられてるよ!」


「なんだって!」


「それも黄金系統だよ!」


「まさか相田と澤村がすり替えたのか!」


「どうする、はじめ?時間がないよ。」


ここで俺は諦めないといけないのか、いや、まだ終わってないだろう。


「渉、その錬金書貸してくれ。」


「はじめ!まさか黄金系統の錬金をするのかい?」


「そうするしかないだろう。それに可能性がない訳ではない、やってみないとわからないだろう。」


「わかったよ、はじめ。僕も手伝うよ。」


「頼む。じゃあ始めるぞ。」


「うん。」


「黄金のゴーレムよ、汝の願いを叶えたまえ。」


術を唱えた時俺には聞こえた。


「やっと目覚めたのね」っと、この女性のような声は誰だったのか知ることはできなかったが、黄金のゴーレムの錬成を始めることができた。


数十秒後とてつもない光が俺を襲った。


目を開けてみるとそこには黄金のゴーレムがたたずんでいた。 2話に続く

昨日に引き続き、今日も投稿することができました!

今回は開花ということなので、主人公の力の一部が開花しました。

これからも引き続き広がっていくSixthの世界に期待して頂きたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ