言葉の船々
大海に浮かぶ言葉を乗せた船々は、ちょっと見やれば星の数ほど。
私もちょうど、造った船を、波に晒してみたところです。
とても小さく、すぐにでも転覆してしまいそうですが、ずっと遠くまで流れてくれることを祈ります。
さて、私が浮かべた以外の船々。
中には、大波に揉まれて、それこそ転覆必至なものがいくつか。
一生懸命造ったでしょうに。
技師たちが、
広大な海に思いを馳せた技師たちが、
浮かべた船の顛末を見届けて、
幾度か嘆いているのが聞こえます。
自らの至らなさを悔やみ、
また秘かに他を妬み、
悶絶しながら、再び船を作っています。
哀れみ、私もまたその一人かとただただ心が病まれました。
そして、沈む船。
至るところに、沈む船。
嫌にでも目に入る、沈む船。
これでもかと、沈む船。
沈み、沈み、
時が経って、いつのまにか私が流した船も消えていました。
もう、何度目かな。
私は再び、陰鬱な腰を上げて筆を執ります。
(*´_`)。o (読んでいただき、ありがとうございました)