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シーン2

最近暑いですね。

とりあえず短くしてみました。

気軽に読んでいただけたらと思います。

「やあやあ、夏休みは楽しかったかい」

数学教師が現れた。

「忙しかったよーもうほんとに」

うん、遊びで忙しかった。

部活やら旅行やらですぐに終わってしまった感がある。

「おっと、会議に遅れてしまうな」

そう言い残し、数学教師は歩みを進める。

先生の後姿に会釈をして、廊下をその反対方向に歩き出す。

廊下での一場面。まだまだ夏の香り漂う今日この頃。

そういえばさっき先生が落としたあの書類は何だったんだろう。

会議とかで必要なのだろうか。

女生徒はくすっと笑った。

「ばーか」

季節の始まりというのは、何かを期待させるようだ。

気分が少し浮いていた。


同時刻、教室にて。

「ん、このっ、おとなしくしろ!」

窓際、少年2人の会話。

「直射日光を遮る為のカーテンが風で暴れて対処法も思いつかずイライラするなぁって顔だな」

「わかってんなら手伝え!」

2人の容姿は、正反対の性格そのままをあらわしているように思える。

やや背が高い方が手を振り上げる。

やや背の低い方は首を傾げる。

やがて。

「MPが無いから無理だ。ということでまたな」

と言い捨て、高い方は低い方に背を向けて歩き出した。

「お前考えただろ! さっき一瞬考えただろ!!」

「さて、喉乾いたし何か買ってくるか」

「さっきも買ってただろうが! ってかごまかすな!!」

そしてこの会話は、二人の仲の良さをそのままあらわしているようにも思える。

太陽が一番元気な時刻。

昼休みの出来事であった。




次回、校庭で犬が暴れます。

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