7話 地下
グレイが自分の家に戻るとちょうど両親はいなく
グレイ一人だった
「くぅ~、明日の準備でもしますかね」
グレイは一度背伸びをすると自分の部屋へと向かった。
自分の部屋へと戻ったグレイは部屋に入ると扉の鍵を閉めると
床の一部をを開きそこにあるボタンを押した。すると
床が開き地下へとつながる階段が現れたのだった
「さぁさぁ、明日はどうやってシルバーウルフをやるかな」
そのままグレイが地下の階段を下りていくとそこには
様々な武器や防具が置かれている大きな部屋があった
「どうすっかな、多分レイちゃん付いてきちゃうだろうから
武器は持参しておかないと変に思われるからな。」
そう、普通武器などは無属性魔法で簡単にしまうことができるが
ある程度実力がなければすぐには取り出せず戦闘には使えない代物である
なので学園で最低ランクであるグレイが使ってしまうと怪しくなってしまうのである。
「やっぱ、刀かなぁ、でも銃も捨てがたい、いや、
やっぱり拳一本でいくか、う~ん、悩むなぁ~」
と唸って考えていると家に誰かが帰ってきたと
知らせる音地下の部屋に鳴り響いた
「なに!誰だこんな時間に、父さんは仕事だし母さんも今日は父さんの仕事を
手伝いに行ったはずだ、」
と思って時計を見たら自分が思っていた時間とは違い
かなり時間が経っていたようで
「もうこんな時間だったのか、この時間ならミリアだな多分」
ミリアだとわかるとグレイはすぐさま
自分の部屋へと戻り地下への通路を塞ぎ自分の部屋から飛び出した
「ミリア、おかえり~、おっルカちゃんか。いらっしゃい」
グレイはミリアに挨拶をしたがすぐ後ろにもうひとりいるの気がつき
そちらにも挨拶した
「・・・・・・・・」
「あっ、おじゃまします」
ミリアは相変わらず無言だが返事を返してくれた少女の名はルカ=ルミナス
ミリアの友人であり三大貴族の一つルミナス家次期当主である。
そのあとミリアはルカを連れ自分の部屋へ戻り
グレイはさっきの続きをしようと自分の部屋へと戻ったのだった。
そして決戦の明日はすぐに訪れた