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5話 解体

開いた扉の先にいたのは生徒などではなくこのクラスの担任である

レイラ=ラーズ 

彼女は元Sランクのギルド員であり、二つ名は「戦姫」と呼ばれ

かなり有名な人物だったのだが、突如引退し去年から教師として働いている。

今は2Fと2Sのクラス担任をしているが、なぜ2クラス持っているかというと

Fクラスは基本担任がつかないのだがレイラ自ら志願し2クラス持つことになった。


「なんだ~、レイちゃんか驚かさいでよ!」


グレイは椅子に立ったままレイラを見て反応した


「はぁー、何やってるのグレイ君、あと私のことはレイラ先生と呼んでください」


レイラは若干呆れながらも言った


「レイちゃんはレイちゃんだよ~。な~ラッシュ」


「ククッ、そうだなレイちゃん先生はレイちゃん先生だな」


ラッシュへと同意を求めたグレイの問いに

ラッシュは笑っていることを隠そうとせずに肯定した。


「ラッシュくん笑いながら言わないでください!はぁ~もうしょうがないですね

 レイちゃんのことについてはもう諦めましたのでHRを始めますよ」


レイラはグレイ達に自分の呼び名を変えさせることを諦めHR始めようとした


「レイちゃーん、Sクラスはいいの~?」


はいはいと飛び出していきそうな勢いでグレイは手を挙げた


「Sクラスの皆さんはしっかりしているので直ぐに終わりました。

 ミリアちゃんもしっかりしてましたよ」


「へぇ~」


聞いた本人であるはずのグレイは適当な返事を返すが

ミリアという単語が出てきた時に体が少し揺れた


「グレイ君が聞いたのに無関心ですか。そしてラッシュくんは何しているんですか?」


「何って藁人形作ってるんですが」


さっきから無言だったラッシュはなぜか藁人形を作っており

レイラの質問にも何言ってんのこの人的に答えていた


「藁人形ってラッシュ君なんで作ってるの!」


「ククッ、当然グレイを呪うためですよ」


「ちょっ!俺!ラッシュ俺達友達だよね!!」


「レイちゃん先生、HR始めちゃってください」


「えっ!ちょっと無視!!寂しいよ俺!!」


グレイはラッシュの発言に文句を言ったがラッシュはスルーし

レイラにHRを始めるように言った


「さぁ、今度こそHRを始めるね」


「グハッ、レイちゃんまで」


グレイは見事に撃沈され床に手をついた


「まずはじめに、とても伝えにくいんだけど今日ひとつ

 決まったことがあります」


レイラは悔しげに顔を歪め言いにくそうに次の言葉を発した

























「本日をもってFクラスは解体されることになりました」


その言葉を聞いた瞬間ラッシュは作っていた藁人形を落とし目を見開き

グレイは椅子にすぐ座り真剣な表情をつくっていた


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