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第6話(未完)

ある理由があって未完成です。今回は後書きにアンケートのようなものがあるのでぜひ参加ください。

 口の中に広がる魁人の血。すごい久しぶりの血の味。体全体に力に満ちていくのがわかる。


……後は任せなさい……


 頭の奥からそんな声が聞こえた。これはもう一人の私、何もしない私の代わりに、なんでもやってくれるもう一人の私。


 そして私達は、まるでスイッチを入れ替えるように、入れ替わった。


「っつ! まずい! あの吸血鬼、血を飲んでる!」


 隼人と話していた佐々木が、ようやく事態に気付いた。


 まずい、ここまできて覚醒されたら、


「ヘイズキラー!」


 焦りを表にだし、隼人を押しのけて佐々木が叫ぶと、倒れていたヘイズキラーが赤い目を強く光らせ、再びソフィアに向かって突撃する。


「っく、ヘルコンドル!」


 今度こそ奴は魁人ごとソフィアを斬り殺すつもりだ。そんなことさせるものか!


 今まで空を飛んでいたヘルコンドルが、主の命令を受け羽を畳んでヘイズキラーに向かって急降下する。


 ――そう何度も同じ手は喰らわん


 ぐんぐんスピードを上げるヘルコンドル、そのスピードは圧倒的にヘイズキラーを凌駕している、そしてヘルコンドルがかぎづめを構え、走るヘイズキラーの背中に接触する瞬間。


 スパッっという軽快な音ともにヘルコンドルが切り裂かれた。


 ヘルコンドルがヘイズキラーの背中を掴む瞬間、ヘイズキラーは体を横に一回転させ、ヘルコンドルの体を切り裂いたのだ。


「ヘルコンドル!」


 ギリギリの所で高度を上げたため、致命傷ではないが、急降下の速度を殺しきれず、そのまま何台もの車に衝突してようやく動きを止めた。


 まずいこのままだと魁人が!


「鈴鹿! そいつを止めろ!!」


「っ! フレイリザード!」


 隼人の言葉で正気に戻った鈴鹿が、急いでフレイリザードに命令を出すがーー


「もう遅い!」


 佐々木の言う通りもう遅い。フレイリザードはヘルコンドルと違ってスピード重視の魔獣ではないため、ヘイズキラーを止めることはできるはずもない。


「殺れ!」


 そしてついにソフィアの元に辿りついたヘイズキラーが、叫ぶ佐々木の声に連動して容赦なく四本の鎌を振り下ろした。


 ドンッ!






 

 鮮血が飛び散る。


 それはソフィアのものなのか、それとも魁人、はたまた二人のものなのか、だが辺り一体に飛び散った血の量を見れば、結果がどうなったかなど誰にでもわかった。


「終わったか」


 安堵するように佐々木は呟いた。逆に鈴鹿声を漏らし泣き崩れ、さすがの隼人もショックで声が出ないようだった。もはや二人の戦意喪失は明らかだった。


 ――ようやく静かになったか。あとは真祖の死体を回収して任務は達成だな。 


 佐々木はゆっくりと死体のある場所へと向かっていく。


 だが、このときの佐々木はまだ知らなかった。


「死体が、ない?」


 本当に遅かったのは、


「死体? それは一体」


 自分だということを――


「誰のことだ?」


 佐々木は声のする方向を振り返る。するとそこに居たのは、魁人の体を抱えて立つ、一人の女性が存在していた。


 

 

 



 暖かい。


 これはなんだ、まるで誰かに包まれているような、そんな温かさを感じるこの感じはまるで――


 そう、母さんみたいな……


「……ん」


 そこで魁人は目を覚ました。少し懐かしい夢を見たような感じがして、意識がぼんやりする。


 あれ? 確か俺、ソフィアを庇って切られたはずじゃ。


 と、そこまで思い出し、ようやく意識がはっきりしてきたところで、魁人は誰かに抱えられているのがわかった。


 そしてその人物とバッチリ目が合う。


 長い美しい銀髪に、大人っぽい顔立ち、そして大き過ぎず小さ過ぎない胸って、そこはどうでもいいか。


 自分よりも身長が少し高いくらいだろうか? けどこんな綺麗な人、知り合いに居た覚えがないな。


 と、そこで女性は優しく微笑みかけて来て、こう言った。


「目が覚めたか? 我が主よ」


 いつもご愛読いただき誠にありがとうございます。おかげ様で目標であるお気に入り100人がもう半分を超えることができました。


 さてと、ここからは困ったことがあったので書きます。実はこの作品は、前も言った通り、ニコ静のによりさんという方の素晴らしい絵を使用させてもらって書いております。というかによりさんの絵がなかったら書かなかったと思いますw


 んでまぁ今回ちょこっと書いた通り、ソフィアには厨二的要素の、覚醒という名の変身があります。そしてもちろん容姿も変わるのですが……


「………………あれ? イメージが固定化されない」


 という事件が発生しました。普段の自分の作品なら、最初から自分で考えているので、すぐに想像できるのですが、今回は違います。


 によりさんの絵が上手いおかげもあってか、ソフィアの覚醒後は結構想像できますが、作者の中のソフィアが可愛すぎるためか、想像するといろんな覚醒ソフィアが出てきてしまうのです。


 一応高校~大学生くらいの容姿で、翼は異例の四枚、またはでかくなる。とここまでは結構決まってるんですが、目の色は何色? とか、性格はどんなツン? S? ヤン? とか。髪の色は銀のままか、それとも少し帰るか。顔に文様みたいのもいれようかな。とか数えきれないほどのイメージが湧いてきて、正直決められません。どうしよう……


 によりさんの元の絵にも変身があるみたいなんで、見てみたいけど……わがままはいけないね。


 とりあえず今回はすこしアンケートみたいのを取りたいです。

 簡単に言うと、性格、口調、髪型、色、服装、目の色など、細かいところまでなんでもいいので、みなさんが想像する成長したソフィアを教えていただきたい。お願いします!

 

 絵とか書いてくれるとうれしいんだけど……さすがにいないね。


 まぁそんなこんなで覚醒ソフィアのイメージが完璧になるまでは投稿ストップです。なんとか3日くらいまでには完璧に……できたらいいな……

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