自己紹介は大事です ご
元ヤン料理人とエロ教師登場です!
次の日、学校にて、
「…やっと元に戻った…」
「お疲れ様…」
「…いい実験結果だったよ」
ホクホク顔で言う理恵はほっといて、ああ、しんどかった。
家族からは警戒態勢を取られるわ、お客様からは怯えられるわ、踏んだり蹴ったりだった。
「何暗くなってんだ?」
「…おはようさん、従慈」
はいはい、ハイハイハイ、これまたイケメンな男、彼の名前は木賊 従慈
少しキツメの美人さんです。金髪が眩しいねぇ。今でこそ落ち着いてるけど、昔は荒れてたからね。なんか不良だったころの通り名が拳帝と言うなんとも恥ずかしい通り名で通っていたそうだ。中2の時、引っ越して来た時はかなりつぱっていたなぁ。
その時は私が暴れん坊だった従慈を殴り倒して落ち着かせた。
まぁ、粋がっているじゃじゃ馬には少しばかりキツいお灸を据えてやっただけですよ。
いまは、地元の喫茶店で料理人兼パティシエをやっている。
「いや昨日、私が箱を届けに行ったでしょ」
「ああ、彼氏と一緒にベタベタしながら置いて行ったよな…」
「実はかくかくしかじか…」
なんて便利な魔法の言葉何だろう…かくかくしかじか…
「そりゃ、ご苦労様だな…」
「おはよう、ん、何話してんだ?」
「理恵関係よ…」
「ああ…」
「…なんでみんな、私を非難する目でみるの?」
ガラッ、「ヤッホー、エロハー、皆お久しぶり~元気にしてた~」
「「「「「えっ、慶喜先生、帰って来れたんですか!!」」」」」
思わずハモる。
慶喜 舞華28歳 独身 職業 国語教師
趣味 エロの追求
「慶喜先生確か3ヶ月前に、昔、手を出した王族に追われてたんじゃ…」
ちなみに行方を眩ませた1ヶ月後に学校に連絡していた。
その時の肉声が録音されていた。
ICレコーダー「ヤッホー、ごめんねみんな。私今追われててさ~、5年前に手を出した子が王族の第一王子でさ、そいつが私を捕まえに来てんのよ。王子とエッチしたのが悪かったわね~、一夜限りって言ったのに…。多分私の抹殺が目的だろうから、遅くなりそうだけど、一学期には戻って来るから」
バラララララ……。 ヘリの音。
「~~~~!!」
知らない言語。
バシュッ!
なんかを打った音。
「ヤバッ、逆探知された!それじゃあ、切るね」 プチッ ツーツー…
以上ICレコーダーの録音記録より。
「どうやって帰って来たんですか!」
「まあ、色々とね。ちゃんと撒いたわ」
「危ないですよ!!こんな所にいたら!」
「何言ってんのよ。生徒の事考えるのが教師でしょ?」
ジーン……
普段はエロエロで、 ロングスカート履いている時に、中は履いてません♪ とのたまっている不純教師なのに…、持ち物検査の時、バックの中から大人のオモチャが出て来て、他の先生方から叱られた不純教師なのに、こういう所が憎めないんですよ。
そういやさっきから、校庭が騒がしいような……。
窓を見てみる……… 。
「せんせぇ~!逃げて下さい!!」
校庭にリムジンが停めてあり、その周りには、SPみたいのがずらりと並んでいて、真っ赤な絨毯が広げられていたみたいだ。
なぜ、みたいだというと、私が見た時には、絨毯が巻き取られ仕舞われていたからだ。
「嘘…、なんで?ダミーの情報で完璧だった筈なのに!」
「早く逃げて下さい!!」
ガラッ
「やっと見つけましたよ…」
「ッッ!!……」
「……みんな、イケる?」
「カッターあるし大丈夫だよ!!」
「…試してみたい薬持って来てるし……」
「一応、竹刀は持ってるぜ!!」
「昔の血が騒ぐぜぇ!!」
その男が先生に近づいく…。
そして懐から何か出す。
それは……………、ん、指輪?
「えっ?」
「あれ?」
「…超展開…」
「ああ…そうだな…」
「なんでだ?」
私達が驚いている時、男は爆弾発言した。
「一国の王として、あなたと結婚を前提に付き合いたいです!」
「「「「「「ハァーーーーー!!?」」」」」」
まさに超展開!