自己紹介は大事です に
黒魔術師は次話に出てきますよ。
そんなこんなで13箱ばかり貰いました。どうやって運んだかと言うと箱の上に箱を乗せると言う方法です。
いやぁ~、これが高級魚介の重み、てやつですか!
「何やってんの姉ちゃん。」
と声を掛けてきたのは我が双子の弟の一人、永井 聡「あれ、聡、部活どうしたの?」
「終わったんだよ。姉ちゃんこそその荷物どうしたんだよ。 うわ、ずいぶん高く積んだな。」
聡のこの反応は正しい。事実、夜月は13箱全てひとつの箱の上に積んでいるのだ。
ひとまずおいといて紹介紹介。
イケメン双子の相方。彰がインテリ系なら、聡は爽やか体育会系のイケメンである。人望あり、運動神経超凄い、そんでもってイケメンだからこれまたモッテモテ。歳は…彰と同じ。妹から奴らは学園の2大王子と呼ばれていることをきかされた。
幼馴染その3は、「アッハハハハ。ヤバいツボにはいったウプププ」との反応。 私はそんな笑う事か~?と思ったが、そういやバレンタインの時二人合わせてチョコの山、出来てたな……。あれには笑うしかなかった。
そんでもって二人ともきちんとチョコ返してたっけ。
「あ、聡これ運ぶの手伝って。」
聡は嫌そうな顔をしたが手伝ってくれた。優しい子です。
そんで、聡とたわいない話をしながら家に帰る。
「ふぃー。疲れた~」
「あはは、お疲れ様。3箱貰っとくね。」
「あ、お姉ちゃんとさと兄お帰りなさい。」
と出迎えてくれたのは、妹の永井 彩乃
14歳美少女である。しかも性格は清楚なもんだから中学生男子のハートを鷲掴みにしています。 ちなみに私は胃袋を掴む事が出来ます。 物理的に。別名「ストマック・クロウ」
ラブレターを抱えて帰ってきたこともある。 彩乃はご丁寧にもひとつひとつラブレターの返事を書いていたの見たときは思わずキュンとしたよ。
私はラブレターのラの字すらないよ。 フッ。 悪態をつきかけたが持ち直して、 「彩乃、ちょっとお姉ちゃんこれ渡してくるわ。」
「その箱なんなの。」
「あー、聡に聞いといて。」
「丸投げすんなよ。姉ちゃん。」 「それじゃあ、行ってくるわ。」 「うん、いってらっしゃい。」
まず行くのは、幼馴染その2、黒川 理恵
名は体を表すとはよくいったものだとおもう。
あ、歳と高校は私と同じ。
美少女と言うか美人さんだね。
美人なんだけど性格は魔女なんだよね。 以前、草司郎に濃紺色の液体を飲ませたんだけどその日一日中凄いモテまくっていた。ただし、男にだけど、ちょっと引いたけどね。 別に同性愛を否定するわけじゃないけど登校してる時にいきなり6人位の男子から、「俺をあなたの奴隷して下さい。」 「僕と一緒に死んで下さい。」 「俺、お前のこと好きなんだ…。」
一部抜粋
あれには引いた。だって公衆の面前で惜しげもなく愛の告白していたから。
放課後になってもみくちゃにされた草司郎は端から見て可哀想な位ボロボロだった。
肉体的にも精神的にもボロボロだったんだろうね。あの子げっそりしながら涙流していたから……。
それみて理恵は笑っていたから怖かった。ほかにも私はカエル、ヘビ、ナメクジからやたら好かれたり、幼馴染その3は 芸術的なほど不幸に見舞われたり、どれくらい不幸て言うと 1、朝から猪にしつこく追い回された。 2、行く所全て何かしら倒れてくる。 電柱が倒れてきたのにはびっくりした。 3、ピタゴラスイッチみたいな不幸にあう。体育の時、カラスがあまどいに激突してあまどいが壊れ、中にあった野球ボールが幼馴染その3に向かって飛び出した。
魔女なんかじゃないあいつは悪魔を使役してる黒魔術師だ! と皆一様にこの反応をする。
そんなもんだから友達少ないんだよね~。
私と草司郎と幼馴染その3は、まあ幼馴染と言うか腐れ縁と言った方がしっくりくる。
分かりにくいツンデレみたいなもんだね。
さて、そんな黒魔術師の家の前に来たけど……。
「嫌だ!俺はまだ、死にたくないっっ!!」
ん?
死にたくない?
ぶわっ!
冷や汗だらだら。
まっまさか!!
理恵は確かに性悪で私ら生け贄にされそうになったけど人を殺そうとする子じゃないよ。前にうっかり期待の新作の薬を割って命の危険を感じたけど!!
迷い迷って7分間。 玄関のドアおもいっきり開けた。
理恵にはモデルになったキャラがいますよ。主に黒魔術の部分に、