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ココロノツバサ - distant moon  作者: Kanra
第六章 開花の月
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58 第二次群サイ走行会

小岩剣自身2度目の群馬サイクルスポーツセンター。通称群サイ。

最初に群サイへ来た際、玲愛と出会い、N-ONEでいきなりスポーツ走行をして走り屋デビューを果たしたのだが、帰り道でガス欠になり、立ち往生するという事態に遭遇した。

今回はそうならないよう、当然だが燃料をケチらず満タンにし、更に倉賀野のオートバックスで10Lのガソリン携行官を購入して燃料輸送もする事にした。

と言うのも、以前の記憶では群サイ近くにガソリンスタンドは無く、あっても走行会の受付に間に合うように行くとまだ営業していない物ばかりだったからだ。

これでは、仮に沼田辺りで燃料を入れたとしても群サイまで距離があってその間に燃料を使用してしまって、結局はガス欠する恐れがある。

小岩剣は以前、上里で燃料を積載してもガス欠してしまった。そうした失敗を元に、対策を講じて来た。

沼田で高崎からここまで来た分の燃料を補給し、群サイ手前のコンビニで食料を調達。そして、群サイへ行く。

この行程、全て自分一人でこなした。

それだけでも、小岩剣の成長を感じられる。

群サイに着いてようやく、三条神流と松田彩香を中心に、「サンダーバーズ」のメンバーが集まっているところへ合流する。

また、隣では東郷三姉妹こと「distant moon」の姿。

単に小岩剣は15分ほど寝坊したため、先に行ってもらっていたのだ。

「今度はお姉ちゃんからの超エッチなラブラブコールで起こしてあげる!」

と、玲愛は舌舐めずりをしながら、ニヤリと笑って言う。

寝坊やトラブルに備えて時間には少し余裕を持たせているため、大急ぎで受付を済ませと言う事にはならず、受付を終えて準備を冷静に進めて行く。

「タイヤが6部山か。」

と、霧降が小岩剣のS660を見て言う。

「今日で4部山まで減るぞ。」

「ネオバ高いからなぁ。シバタイヤ組むんだな次は。」

三条神流も加わると松田彩香も、

「出来れば、サーキット用と普段履きのタイヤを分けると良い。でも、アパートじゃ置き場がねぇ。」

と言う。

「お姉ちゃんが管理してあげる!」

玲愛も加わった。

「お姉ちゃんお姉ちゃんって、つるぎ君を弟にしちゃって。恋人かと思った。」

松田彩香が言う。

「ワンコ君は、正真正銘私の弟よ。」

(何言ってんだこいつ?)

と、小岩剣は思う。

ところで、

「加賀美さんの姿がありませんが?筑波で自分を誘ったので、来ていると思いましたが。」

小岩剣は周囲を見回す。

加賀美の姿が無いのだ。

「ああ、あいつ来ねえよ。」

三条神流が言う。

「そう、ですか。風邪引いたのですか?」

「そう言う事にしとけ。」

三条神流の言い方、かなりキツい。

日奈子も玲愛も、加賀美の話をすると途端に嫌な顔をした。

(筑波サーキットでも、加賀美さんの事を冷たい目で見ていたけど、何かあったのか?)

と、小岩剣は首を傾げた。


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