1-0 〜復讐−強き憎しみ〜
「おい、○○○。×××を連れて逃げろ」
俺の名前と母さんの名前を叫んでいる・・・
「あなたはどうするの?」
「私はここで時間を稼ぐ。早く逃げるんだ・・・・君達だけでも生きてくれ」
これは父さんか・・・・
「さぁ、早く」
「こっちに来なさい×××」
グギュルるルル
父の前に五つ無機質な人の顔を持ち黒色の羽を生やし腕には黒い血管が脈打ち・・・・・・・・父をその腕で殺した・・・・潰した・・・・・・・
グチャぐちゃグちゃグギュルるルル
五つの顔が殺した父を喰った食ったくった・・・・・こっちに顔を向けた
「×××は死なせない」
母は持っていた自動小銃でそのバケモノを撃った、全弾撃った・・・・
ケケケケケケ、ヒヒヒヒヒ、ニタニタニタニタ、ケタケタケタ
銃で撃たれたバケモノの五つの顔は笑いだした。
そして、近づいてくる
一歩、一歩、一歩、一歩、一歩・・・・・一歩
バケモノは母の前に立った母はもう絶望しきっていたのか動かない。
バケモノは腕を振り上げ、下ろす・・・父を殺した腕で・・・・
叩く、嬲る、嬲る、嬲る、潰す、喰う・・・・・
グギュルるルル
俺の目の前にくる
バケモノは腕を振り上げる
ドクッドクッドクン
何かを感じた
振り下ろされ・・・・
「うあああぁぁぁぁあ!!!」
何かを・・・・いや、『憎しみ』だけが感じた
暗闇に襲われ・・・・
−−−−−−−−
「はっ!」
ディスは目の前に見える天井を何度も見直した
「・・・・・・・・」
自分の部屋だとわかった。そして・・・
「またあの時の・・・・」
ディスはこの夢を見るたびに誓う奴は必ず消すと・・・・・・・・・・復讐
「奴はまだ生きている・・・・俺がかならず・・・」
母と父が唯一載った写真を見ていた・・・・