0-4 命を喰らい尽くせ!
異端者は少佐としゃべっている間に腕が治っていた
「・・・・・・・お前はもう人じゃない・・・・」
異端者はもともとが人だったものだが言葉になる音はいっさい発しないし、人間らしさは形だけだった
異端者がディスに向かって動き始めた
武器の右腕を振り回しながら近づいてくるが
・・・・・遅い・・・・
ディスの相手にはならなかった
向かってくる異端者の右腕が振り下ろされる前に左足、つぎに右足、次に右腕、最後に左腕と順番に切り落とした。
異端者は両腕両足をなくしたがまだ生きている・・・・異端者は心臓を完全に消滅させないと永遠に再生し続ける
ディスは動けない異端者の心臓に刀を刺した
「命を喰らい尽くせ!」
刀が刃の色と同じ色、碧色の光を発した
光った所から異端者は黒い粒子になり刀が黒い粒子を吸収していった
これが俺の『力』・・・《命を冒涜する刀》・・・生命エネルギーを喰ったりその生命エネルギーを使って身体能力をさらに上げたりすることができる
こっちの地区はこの一体しかいない
「・・・・こちらディシクレイト、対象の異端者は喰った。ピアスの援護は・・・・わかったすぐ向かう」
ピアス・・・陽気な仮面の方には異端者が十体いるらしく、すでに三体は貫いたそうだ。
ディスはピアスの担当地区へ向かった