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世界の闇  作者: giallo
12/12

1-7 火花が散ったように見えた

久々の更新!そして、ぐだぐだ

「なあなあ、霜時。なんでミチル来てんの!?」



「知らん・・・だがまあ俺達が一ヶ月も成果が出せてないかな。探知型のあいつが来てもおかしくはないだろ」



園崎ミチル−俺達と同年代のシュケル、能力は《響く暗線》見えない《闇》で作った糸を細かくばらまき自分を中心に半径5kmの円状のレーダーを作れる。糸を太くすることにより攻撃にも使えるが距離が離れるごとに制御できなくなるので遠距離攻撃はできない。



「イヤダ、コワイヨミチルサマゴメンナサイ」(※酋です)



何故酋がこうなっているのかと言うと・・・初めて会った時いつものテンションでミチルに話しかけたら半殺しにされそれ以来パシリにされている・・・断って半殺しにされている所を数回みたことがある・・・



−−−−−−−−



・・・今は新聞部の活動で部室にいるのだが



「むーー・・・・」

「うーー・・・・」



何故か俺を間にミチルと篠原結衣が睨み合っている・・・何故こうなった?



−−−−−昼休み



「霜時〜、酋〜一緒にお昼にしましょ☆」



「はい、わかりましたミチル様。何か不便がありましたら私にお申しつけ下さい」(※酋です)



「ああ、構わない」



こうして、まず昼食でいらない誤解が生じた。



俺と酋はいつも購買で何かを買って食べているのだが今日はミチルが持ってきた三段ある重箱を一緒に食べるために持ってきてくれたのでそれをいただくことにした(どこから出したのか不明何故か持っていた)



で、ここからだ。



「はい、あ〜ん☆」



ミチルが俺に卵焼きを口の前まで運んできた



「・・・自分で食べられるんだが・・・」



これを言ったら



「・・・酋、霜時の手足を抑えて」


「サー、イエッサー」(※酋です)



俺は言葉の意味を理解する前に酋に手足を縄で結ばれた・・・《闇》による身体能力強化まで使ってきた・・・そこまで必死なのか?酋・・・



「・・・これで自分で食べられないでしょ?はいじゃあ、あ〜ん☆」



・・・これは食べないと昼食は抜きか?縄は・・・ダメだ外せそうにない・・・しかたない食べるか。



俺は口の前まで運ばれた卵焼きを食べた。



「どう?おいしい?」



「ああ、うまい」



これは素直な感想だ、普通にうまい。



「ねぇねぇ、あれって今日転校してきた子じゃない?」「あれって影宮君?あの二人って付き合ってんの?」「うわっ、ちょっとあれって・・・」とかなんとか噂されているが俺以外にも酋がいる・・・・・・何故そんな所に縄まで解かれている・・・



昼食を食べていた場所は学校の中心の中庭。人が集まり易くかつ人目が多い場所・・・ここで俺とミチルが付き合っている説が学校中に広まった。



「え?あれは影宮先輩と転校生の人?」



現場は知人にも見られている



−−−−−放課後



いつもの通り新聞部へと向かおうと教室を出たが



「霜時〜☆」



後ろからいきなりミチルが俺の左腕に腕を組んできた。



「・・・なんだ?」



「一緒に帰ろ☆」



いや、俺は新聞部で情報収集しなければならないのだが・・・そういえばこいつはなんで来たんだ?



「いや、俺は新聞部へ行かなければならない」



「いいじゃん、一緒に帰ろうよ〜」



こいつは本当にシュケル探しに来ているのか?



「お前は・・・」



「影宮先輩!」



ん?・・・篠原結衣が俺を呼んだのか



「先輩、一緒に部活行きませんか?」



ちょうどいいところに来てくれた。これで



「霜時〜この子誰?」



何だ?このプレッシャーは・・・ミチルからか?いや、篠原結衣からも?



「篠原結衣です。影宮先輩とは部活で仲良くさせてもらってます。」



「ふ〜ん」



なんだ・・・空気が重い?だがとりあえず



「じゃあなミチル、俺達は部活へ行く」



「私も行く!」



「・・・・・・」



「酋、いいよね?」



「はいっ、オッケーです!どうぞ来てください」(※酋です)



酋居たのか・・・まあ、来ても邪魔にはならないか・・・



この考えが現状を悪くしたがこの時の俺はそんなことになるとは思わなかった。



−−−−−−−−



はい、回想終了ーようやくオレっちが解放された・・・オレもう帰りたい・・・実家に帰らせて。こんなイジメ堪えきられない!え?オレの出番これだけ?ちょ・・・



−−−−−−−−



今は部室、ミチルは俺の腕を離さない。そして、何故か篠原結衣を睨んでいる。篠原結衣も何故かミチルを睨んでいる。両者の目線の間に火花が散ったように見えたが・・・疲れているのか、俺は?


「あ、そういえば今日はティラミス作ってきたんでした。」



篠原結衣はもう家庭科部に入った方がいいのではないか?



「はい、影宮先輩。・・・すいません園崎先輩、今日来られることを知りませんでしたので先輩の分がありません本当にごめんなさい」



・・・ん?いつもの篠原結衣なら自分の分を渡すと思ったが



「酋!・・・それ私にちょうだい」



「はい、喜んで!」(※酋です)



酋・・・普段からそのぐらい行動的でいてくれればいいのだが



「・・・・・・」



篠原結衣がやはりミチルを睨んでいるような気はするが、ミチルも篠原結衣を睨んでる?・・・また火花が、やはり俺の目がおかしいのか?



−−−−−−−−



いや〜影宮君が美少女連れてきたから部室に入れるの黙認したけど影宮君は何?女たらしなの?シノに園崎さんって影宮君のポジションなんてうらやま・・・ゴホン、まったくシノだけなら(いや、ダメだけど)まだしも転校生をすぐに落とす・・・あれ?そういえば園崎さんと影宮君って知り合いっぽいんだっけ?・・・・・・・・・・だったら園崎さんも調査しないと!もしかしたら影宮君のしっぽを掴めるかも知れない。



−−−−−−−−



うわーん!ミチル様が恐いよ〜。結衣ちゃん絶品スイーツがミチル様に盗られたー!ダメだ、ミチル様がいるかぎり俺に自由は無い!・・・それもこれもみんな霜時のせいだー!って今回オレっちがオチなの?嫌だ、こんな惨めなオレっちをオチに使うなーそれもこれも(ry

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