1-5 ・・・・・頭が痛くなってきた
「・・・・・失礼した」
俺は扉を閉めた。
「なんで私の服脱がそうとするの!?」
「それはもうあなたが可愛いから。というか愛してる」
「いきなり告白!私達女の子同士ですよ?」
「愛に性別は関係無いわ!」
「いや、ちょっと落ち着いてくださいユキちゃん先輩」
「・・・・・・・・・・」
「霜時ー助けた方がいいんじゃない?」
「・・・・ここが本当に新聞部か?俺は道を間違えたか?」
「いやいや、霜時が現実逃避したらもういろいろ終わりだから」
・・・・仕方が無い、そう思いながら霜時はまた扉を開けた。
「・・・・・・・・・・」 「うは〜〜〜〜」
半脱ぎ状態の篠原結衣がいた
「キャァァァァァ!!」
−−−−−−−−
「いや、うん私も反省してるんだけどね。仕方ないじゃないシノが可愛いすぎるから」
「ユキちゃん先輩・・・それ言い訳にもなりません」
「いんや、ユイちゃんは確かに可愛いよ。だが!オレっちはロリッ子は対象外がなんだ!」
「・・・・・・・・・」
俺はこんな部活に入っていいのか?
「あらでもシノが可愛いことがわかるだけ上出来ね。で、影宮君どうしたの?さっきから喋らないけど」
何故だ、俺はどこで間違えた・・・あの教師に聞いたとこから間違っていたの「無視するな!」?・・・・あぁ、また綾瀬憂希が俺に喋りかけている。
「なんだ?」
「なんで私を無視する?まずそこから聞きたいわね!」
まったく何を言っているのかわからない
「ユウキちゃん、霜時は何か考えてると回りの声聞こえなくなるときあるから」
「あ・・・・あの〜・・・」
酋にそんな風に言われた後、俺に篠原結衣が話し掛けてきた。
「これ、この前のお礼です。受け取ってください!」
綺麗にラッピングされた物をもらった。・・・・この前?・・・あぁ、あの時のか
「お?霜時何もらっ!えっ?何?愛の告白でもされたの?え?霜時が?」
なんだ?酋には驚かれるは、綾瀬憂希には何故か睨まれるは、目の前の篠原結衣は顔を赤くしているは・・・熱か?
「ち・・・ちがいますよ。告白とかじゃないですよ!一昨日本を運ぶのてじゅ・・・かんだ・・・・・」
手伝って、と言いたかったのだろう。俺が変わりに代弁した
「一昨日、彼女が本を危なかしく運んでいたので手助けしてやった。で、お礼にクッキーをくれると・・・・綾瀬さんなにか?」
綾瀬憂希が物凄い形相でこちらを・・・・いやこの貰った物を見ている・・・・
「え?何か?・・・・・それよりあなたたちうちの部活に入りたいようね・・・・いいわ、ただし!影宮君はシノの半径10m内に入らないように!」
・・・・・・ガキか?さっきからなんだ?綾瀬憂希に俺は何かしたか?身に覚えがない・・・・・
「ユキちゃん先輩!」
「あらどうしたのシノ?もしかしてさっきの告白オッケー?」
「ち〜が〜い〜ま〜す〜。なんで影宮先輩にそんな条件つけるんですか?ユキちゃん先輩はそんなことをする人じゃないと思っていたのに!!」
「がはっ!」(※憂希です)
「そんなユキちゃん先輩は軽蔑します!」
「ぐふっ!」(※憂希です)
・・・・・頭が痛くなってきた・・・酋に任せてやはり俺はロストへ帰ろうか・・・・
「先輩!」
やはり俺はこんな場所合うはずがなかったんだ今からで「影宮先輩!」・・・・・俺は本当に人の話を聞いていないのだろうか
「ああ、すまない。なんだ?」
「ユキちゃん先輩を説得しました。これで影宮先輩も部員になれますね。じゃあ、これに名前を書いてくださいっ」
酋は何故かすでに記入し終わっていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これで、よし・・・・なのか?
−−−−−−−−
まずい、まずいわ。ついシノ涙目に承諾してしまったけど、このまま影宮がシノの近くにいたら間違いなくシノがさらわれてしまう!どうしよう・・・・・・・うん、まずは相手の情報収集からきっとやましい事の一つや二つはあるはず!それに前から調べるつもりだったし。仕方がない情報が揃うまで泳がせておくか。
−−−−−−−−
いや〜霜時が人助けしてなおかつ少女一人を打ち抜くとは・・・・・許せん!ちきしょーあいつ無愛想だけどルックス悪くない・・・・っていうより良いほうだからなー・・・・オレっちでさえまだ誰のハートも射ぬいてないのに抜け駆けは許せねー。さて、どう妨害しようか
−−−−−−−−
うっ、そういえば何で影宮先輩を部員に入れるのに必死だったんだろ。・・・・ダメだ影宮先輩見てると胸がドキドキする。え?私影宮先輩の事・・・・・・・・やばい、顔が熱い。どうしよう絶対いま顔赤いよ
−−−−−−−−
なんだ?綾瀬憂希がさっきから俺を睨んでいるのはわかっているが酋が何故俺に殺気を放っている!?・・・・・篠原結衣がまだ顔が赤い・・・やはり熱でもあるんじゃないのか?
「篠原さん、大丈夫か?」
「えっ!はっ、はい大丈夫です!」
ぐっ、なんだ?ありえない殺気が・・・・クリーチャーの異常種と闘った時よりも重いプレッシャーだと!・・・・こういった時は逃げるに限る
「で、では今日は俺は帰らせてもらおう・・・・・では失礼した」
殺気をまだ放っている酋と部室・・・会議室Eを出て寮へ帰った。
あ、れ?
これじゃあただの学園モノになってる!
いや、まぁ序盤のシリアスな部分より書いてて楽しいしいいんですけどね。
感想など待ってます!
これ言うの初めてだな。