悪役令嬢騎士を志すの巻
ガギィン
目の前で激しい剣の打ち合いが行われている
相手を睨み合い剣を振るう姿はまさに鬼神のごとくだった…
火花が散る
鋼の鋭い音が響く…
「っっっかっこいいっっっっ!!!!
*****
私の名前はエイプリルかれこれもう4回目の人生を送っております。
はぁ!?とおもわれたかたもいらっしゃると思いますが話すと長くなるので…まぁ体質みたいなものだとお思いください。
まぁそれは置いといてなんと私4回目の人生としてなんとあの異世界というものに生まれました!!
わーすごい!!本当にあるんだ!
3回目はすごく早く死んでしまったのでもう静かに多くの人の人生の背景となって、もう、公務員とかになって死ぬまで平凡に生を全うしようとかおもってたけどっっっ
それどころではないでごわすっ!
おっと時代がでてしまいました、失敬失敬
しかし、私が生まれたのは由緒ある騎士様の家系でして天命を全うする私としては、「えーもっと安全な感じの求むぅ〜」だったんですけど…
しかも!唐突ですが追い討ちをかけるのごとく!なんと唐突ですが私っ悪役令嬢だったのです!どういうことだ!?とお思いでしょう!
はい、なんと3回目の私はおもに漫画に属するオタクだったわけですが、なんとなく手を伸ばしたベッタベタのはい!ヒーロー!ヒロイン!アクヤク!という三拍子のそこまで面白くもない漫画の悪役に転生してしまっていたようです!ぎゃーやばーい!対策を考えねばっ!対策を!このままでは、悪役として当て馬にされ破滅っ消滅っですぅ〜(涙)
トントントントン
あぁ〜どうしましょう〜〜
ドンドンドンっ!
どうしたらいいんだーこの私の頭をひねるのだー
ドンドンドンガンっバッキィッ!
ぎゃぁぁぁあああっ!
あぁ!すみません〜考えごとをしていたんですー!わざとじゃないですよ!
いえ滅相も無い! えっ父上の騎士団の見学!? えっめんどい太陽の光浴びたくな
いえ!行きたいです超行きたい!
わーい見学だー!あははははー
〜〜〜〜
只今父上が隊長勤めていらっしゃる騎士団の練習試合を娘だからと見学させていただいております!
父上まじでカッケェ!!!!
私エイプリル只今ここに誓います!
絶対父上の様なすごい騎士になってみせます!!!
「父上!試合とても素晴らしかったです!!
私も是非父上の様な素晴らしい騎士になりたいですっ!是非これから私に剣の稽古をつけて下さいっっっ!!!」
「ああもちろんだ、騎士を志すのならば手加減はしないがそれでもいいなら私が稽古をつけてやろう。」
「もちろんですっ!どんどんどんと来いってところですっ!」
……?
「……ああ…そうか、、家の名に恥じぬ騎士になるのだぞ。」
「はいっこれから、御指導よろしくお願いします!!!」
あれっ?
何か忘れているような気がしますが今は騎士を志すことに誠心誠意力をそそいで絶対父上の様な騎士に早くなってみせますっ!
続くかは未定