私の道
私は小学3年生までどこにでもいる普通の女の子だった。お父さんの仕事で転校することが多く友達は少なかったけど学校ではそれなりに友達はいた。4回目の転校でお父さんの転勤もなくなり一軒家を建て落ち着いた。
初めていく学校にどきどきしながらもワクワクして楽しみにしていた。
転校初日はみんな好奇心旺盛に話しかけてきたが数日たつとそれもなくなり私にも何人かの友達ができた。
そのまま6年生になりある事件が起きた。教室で盗難事件が起きたのだ。
ある人は小説の挿絵だけを破りとられていたり折り紙がなくなっていたりとこんなことが何回も繰り返され警察沙汰になりかけたのだそれから何もなかったように盗難事件がぱったりとなくなった。
卒業まであと少しのときまた盗難事件が起きた。今度は携帯がなくなったらしい。
私のクラスには家が引っ越して小学校から遠くなったため親に送り迎えしてもらっている生徒がいた。その生徒は担任に許可をもらい携帯を持ってきていた。その携帯がいつの間にか盗られていてクラスのみんなで探すことになった。私が転校してきてから盗難事件が発生したためクラスの男子の何人かが私が犯人と思ってるらしく私を疑っていた。教室中を探して携帯は見つかったものの犯人はわからないままだった。
学校の帰りに私を疑っていた男子生徒は校門に向かう途中でこういった。
「お前がとったんだろ、小説の挿絵盗ったんもお前やろ」
「私は何も盗ってない!」
っていったけど信じてくれずその噂はクラス中に広まり私の友達だった女子生徒まで私を無視しだした。
そのまま小学校を卒業して中学生になった。私は行きたくなかったけどお母さんを心配させたくなくて学校にかよった。
中学校は私立ではなく県立でひとつしかないため全員同じ中学校に通うことになる。
私はあまり目立たないよう壁際の席にすわって読書してすごした昼食になると机をくっつけて班で食べるため私は、昼食の時間になると1階の生徒相談室で過ごすことにしている。
そこは静かで心地よかった。生徒相談室の先生は無理に事情を聞くこともなくほうっておいてくれるから生徒相談室は私のお気に入りの場所になっていた。
2年生になって担任がかわった。その担任は自分の頭が禿げているせいか「ハゲ」って言う言葉に敏感に反応した。
男子が教室の後ろにある校外学習の集合写真の先生の顔に押しピンをさしてそれを知った担任の先生がおこって2時間目の数学が先生のお説教でなくなった。
そのことが何度かありそのたびに数学の時間がお説教の時間になった。先生が監視を含めて教室で昼食を食べるようになり私がいなくなることに気づいたのか担任の先生が様子見に生徒相談室に来るようになって私の心安らげる場所はなくなった。
そのうち学校に行くのがめんどくさくなり親に学校に行くフリをして自分で学校に電話を掛けて学校を何日か休んだその日もサボろうと少し離れた公園に向かう途中担任と出くわしてしまった。
私はどうしても学校に行きたくなく学校に電話を掛けたいつも通り体調が悪いので休むことを連絡しようと電話を掛けた出たのは事務の人ではなくさっきあった担任の先生だった。
理由を聞かれ私は担任が出るとはおもってもみなくって言い訳を考えたけど「先生に会いたくない」何ていえるわけもなくとっさに
「おばあちゃんが死んだので葬儀に行くことになった」
と嘘をついてしまった。あとで担任が家に迎に行くということになりそれはヤバイっとおもってうそだということをいった。
そのあと学校に向かい生徒指導室で担任の先生と話すことになった。当然親にも連絡され怒られた。
そのあとも学校に通ったがほとんど生徒相談室にこもって机に入れられたプリントぐらいしかしていなくて授業もサボっていたせいで勉強に全然追いつけなかった。
そのため近くの高校にはいけなかった。
私はバイトでもしようとおもっていて高校に行くことは考えてなかったでも親と担任に強く勧められ私立の高校に行くことになった。私はしたいことがなく高校へは卒業資格を取るためにだけ入学した。
そこは誰も私を知ってる人はいないけれどほかの人とはなかなかしゃべることはできなかった。
クラスの二人組みのうち一人の女子生徒が話しかけてくれて始めは緊張したけれど話すうちに打ち解けていろいろ話すようになった。
その女子生徒は天然系でしゃべっていると楽しい子だったもう一人はしっかりしていて少しサドっけがある子だった。
高校は規律がゆるくて授業以外の時間はみんなでお絵かきしたり、ゲームをしたりしてすごした。
3年生になってなかなか自分がしたいことが自分でもわからず大学はとりあえず自分が好きなところに行こうときめ動物にかかわる大学に行くことにしてみごと合格し大学に行くことになった。
場所は高校のときよりも遠く電車を何本か乗り換えないといけないし路線図は迷路みたいでわかりにくい・・・。
今年の春から大学に行くことになる・・・。
変な終わり方だけど気にしないでください。
これは私の実話です。