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第5話 殿下の恋文

 セレンは友人のアリスと共に昼食に来ていた。グラハムのサンドイッチを美味しいそうに頬張ほおばりながら。イリアス王国からの勅命の手紙を読んでいた。


《イリアス魔法学園 食堂(特別室)》


〖竜星の魔女セレン・ティファレントは、竜星としての一定の成果も上げず。竜星としてのの品格をくばかりの行動を起こしている為、査定さてい対象に認定する。よって、イリアス魔法学園の一時的な休学させ、特殊任務を行わせるように〗


「あわわ!! 何で私がこんな事に〜!」

「あら? まだまだ続きがあるみたいよ。セレン」

「嫌です。これ以上は読みたくありません〜!」

「なら、私が代わりに読んであげるわよ」


〖ジルニア理事長とティファレント家の許可も得た為、セレン・ティファレントの身柄はイリアス王国王子。アルス・イリアス殿下に監視下に置く事にする。アルス殿下より特殊任務の通達際はアルス殿下の同行する場合もあり。尚、イリアス魔法学園への席はそのままに授業は確りと受けるように〗


「いやーーです!! なんで私がアルス王子の監視下に置かれるんですかああぁ?」

「あ! ちょ、ちょっと! 大丈夫? セレン!」


 セレンは、あまりのショックにより。座っていた椅子から転げ落ちてしまった。


「……陰謀しか見えません。私をめる為の陰謀にしか見えませんてば〜」

「いや、単なるセレンが仕事放棄してるから。ちゃんとしろって事でしょう……セレンは仮にも竜星の魔女なんだし」

「好きでなったわけじゃありません。私が強すぎるからなったんです」

「うわぁ〜! 嫌みだわね〜! それをこの結界の外で言わない方がいいわよ。嫌われるから」


 アリスは、セレンに手を差し伸べ。セレンはアリスの右手を握って床から立ち上がった。


「ご忠告ありがとうございます。アリスさん」

「全く。本当にセレンは思った事を素直に言っちゃうわよね。……行動にも移すか」

「えぇ、そのせいで毎回毎回。キュルエール先生に頭を持ち上げられます。体罰ですよ。あれは」

「それは、いつもいつも。セレンが騒ぎを起こすからじゃない。まぁ、そのお陰で、イリアス魔法学園が毎日お祭り騒ぎなんだけどね。……セレンが数日居ない間。学園が静か過ぎたもの」


 アリスは食堂の方をぐるりと見渡しながら、セレンにそう告げた。


「エヘ……エヘヘ!! 私ってそんなに学園の雰囲気を良くしてたんですか? 知らなかったです」

「いや、セレンは単なるトラブルメーカーなだけだけど。……しかし、アルスも奴も大胆な事をやったわね。全然、諦めてないのね」

「諦めてない? なにがですか? アリスさん」

「……無自覚って怖いわよね。それと容姿に無頓着な美少女って」

「ん?……何がです? ハムッ! グラハムのサンドイッチ美味しいですね」

「そう。それは良かったわ。……アイツ。私の親友になにをさせるつもりなのよ。手紙にまだ続きがあるし」


 アリスは、セレンに与えられた勅命の紙を更に読んでいく。


〖セレンへ。三週間に1度で良いので、イリアス王城に来てほしい。いや、ちゃんと任務報告が終わってからで良い。君の好きなマカロンやタルトタタンも、僕が焼いて用意しておこう。だから。たまにで良いので、僕に会いに……〗


 びりびりと。セレン個人へとてられた手紙を、そっと自身の制服のポケットに入れるアリス。


 アルス王子と同じ銀の髪に、あい色の瞳の整った顔立ちのイリアス王国王女。アリス・イリアスは、今度、弟のアルス王子に会った際は股間をおもいっきり蹴り上げやると心に固く誓った。


「はぇ? 最後の手紙。どうしたんですか? ポケットにしまっちゃうなんて」

「あ〜! 最後のは、セレンには一切関係ないものだったわ。それと後でアイツはお仕置きしておくから。安心してね。セレン」

「は、はい。……了解です」


 セレンは、アリスの意図いとが全く読めなかったが。とりあえずあいづちを打った。


「スイーツの材料集めを理由にした特殊任務ねえ。私が隣国に行っている間によくもやってくれたわ。アイツは……それで? 今度の任務はどこに行くの? セレン」

「えーと。……たしか草原みたいな所に行って、蜂蜜みたいなのを取り行けとか書いてありましたね」

「……セレン。貴女まさか。自分が行く場所の事前調査もしないで行く気なのかしら?」

「まぁ、エスポワル山脈時もいきなり行ってなんとかなりましたから。今回もなんとかなりますよ」

「なんとかって……なんとかなるのかしら?」

  

 アリスは、あきれた表情で。勅命の手紙に入っていた。セレンが行ったエスポワル山脈での結果報告書に再び目を通した。


〖エスポワル山脈で、異常繁殖したスパイラル・ドラゴンの駆除及び、伝説級レジェンドエンシェント・スパイラルの討伐を確認。報酬として、リフナ勲章と報酬をイリアス王家から贈呈致す〗


「まぁ、最強種を討伐できる位なら。蜂蜜集めなんて簡単そうよね。心配だからおしのびで付いて行ってあげようとも考えたけど。考え過ぎたわね」

「ですです。火竜なんて相手よりも蜂相手の戦いの方が、簡単。超超超楽勝に決まってるじゃないですか。アハハ!!」

「………なんだか。危なそうに思えてきたのわ。私の気のせいだといいんたけだね」



《数日後 イリアス王国 タミナ草原》


【【【ブオオォオオ!!】】】

《タミナ草原 名物 ブルネスの群れ》

「あびあぁぁ!! シルフィーさん。助けて下さい!!」


「……何も考えずにブルネスの群れにエクスプロージョンを放った。セレンが悪い」

《綠星の魔女》


「そんにゃあ!! ぴぎゃあ!!」

【【【ルオオォォ!!】】】


 特殊任務"妖精の蜂蜜"集め開始。


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