3分かかる わかるアサクリシャドウ問題 本編
・2章 日本人差別主義者によるアジア軽視
雑誌のインタビュアー「今までは架空の現地人が主人公でした。どうして今作は現地人ではない実在するキャラクターを選んだのですか?」
UBI 「我々の目になれる侍を探していたのです」
ゲーマー「私たちの侍ってどういうことだ?現実の侍から選ぶとしても信長や秀吉のような日本人の英雄では不十分だということかよ」
ゲーマー「アサクリらしくない発言だな。これって英雄を差し置いて日本は舞台だけ欲しいってことなのか?なんか不快だな」
ゲーマー「そもそもあのトレーラーの映像はなんだ?頭ぶっ潰すなんて日本人はゾンビかよ」
UBI「あれはショッキングな表現かもしれません。しかし当時の日本は野蛮であのような首切りが日常的に行われていました」
ゲーマー「日本馬鹿にしてないか?どんな異世界だよ」
UBI「史実です」
ゲーマー「史実というから批判されるんだぞ。黒人の侍なんて知らん」
UBI 「日本の歴史研究家を招いて史実に基づいて制作しています。次の動画では日本人にも満足していただけるでしょう」
ゲーマー「本当だな?って中国語じゃねーか!アジア人は全員中国語話せると思ってんのか?」
UBI「間違えました。日本語に直します」
ゲーマー「お前わざとだろ?」
この頃からゲーマー切れ始める。
ゲーマー「頭きた。ガチで検証してやろうぜ」
ゲーマー「不誠実すぎる。販売中止署名集めるわ」
ゲーマーたち「これは明治でこれは江戸か。時代がでたらめだな。現代技術でもあるトラロープやガードレールまであるぞ?おいおい、これって左右反転しただけの質の悪いコピー、しかも大量に。こんなの剽窃じゃないか」
UBI「ゲームですから。フィクションはあります」
ゲーマー「フィクションなんだな?」
UBI「はい、フィクションです。しかし史実がベースです」
ゲーマー「まだ言ってやがる。しかも剽窃に関してはコメントなしか」
UBI「鉄砲隊のことはすみませんでした。」
ゲーマー「鉄砲隊しか謝らないのか?ちょっとまて。これ日本法人だな。本社は何も声明出してない。」
ゲーマー「日本人ならすぐにわかるおかしなことを日本法人は本社に連絡しないんだ?」
ゲーマー「外国ではどう発信されているんだ?これは海外の情報が必要だ。」
ネット「おう、協力するぜ。」
・3章 問題はゲームからネット全体へ 歴史改変のラスボス
ネット「弥助の資料がおかしいぞ」
ネット「この准教授の本がおかしい。法学部?歴史研究家じゃないのか?」
ネット「なんだこの本は。日本では黒人奴隷自慢が流行っており奴隷貿易を広めたと書いてあるぞ!」
ネット「シャドウズはこれを参考にしたのか。それにしてもこんな出鱈目な本が出回ってるのか?」
ネット「これも日本語ではフィクション、英語圏ではノンフィクションで売ってるのか。第二の変態新聞事件だな」
ネット「この本を元にした映画やアニメが作られるらしいぞ」
ネット「日本でもこの本がふしぎ発見やNHKで取り上げられてる」
ネット「日本のバラエティ番組、ネプリーグでも侍といってたぞ!」
ネット「歴史改変じゃないか!」
ゲーマー、ついに大元にたどり着く。
ゲーマー「日本では6000人の黒人侍がいて、差別主義者たちがその歴史を消そうとしている、か。だから差別主義者っていわれてたのか。ほおっておくと酷いことになるぞ」
ゲーマー「もう酷いけどな」
一部の外国人「日本人は黒人侍の歴史を消そうとするな!」
ゲーマー「ない歴史を否定すると差別主義者か。無敵の論法だな」
ゲーム関係者「ゲームはフィクションだぞ。フィクションごときでムキになるなよ」
歴史学者「面白い存在である弥助がフィクションとして取り上げられることは今に限った事じゃない、よくある事」
メディア「どうせゲームでしょ」
ゲーマーたち「そういうことじゃない!海外でおかしな話が史実と広められてるんだぞ!日本史が書き換えられている」
歴史学者・ゲーム関係者「えっ?」
議員「歴史改変ですか?事実なら動きます」
ネット「嘘つきはこいつか?おいおい、WIKIを一人で勝手に書き換えてるぞ」
元凶、ネットから逃亡。
一部の外国人「黒人侍は史実ではなかったのか?泣きたいよ」
・終章 さらなる周回遅れの人たち
ゲーマーと海外ネットの人たちの頑張り、さらには議員が動いたことで、贋作者によって作られた弥助の歴史は海外にも嘘であると周知されつつあるのが現在である。今だ弥助の偽りの歴史は信じる者もいるが、歴史は守られる方向に動いている。
そして、事情を知らない周回遅れどもが、時間を巻き戻す。
周回遅れ「たかがゲームでしょ。署名なんてやめなよ、販売会社に迷惑だよ」