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非力な僕の二刀流  作者: 烏川 ハル


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 僕の名前は、ハンス・ノーザンノイエ。

 騎士の名門であるノーザンノイエ家の一人息子だ。

 自分で自分の家系を「騎士の名門」と称するのは少し照れ臭いが、我が家は代々、王国騎士団の剣術指南を担っているくらいだから、誰がどう見ても「騎士の名門」なのだろう。

 僕も小さい頃から一通りの剣術を叩き込まれて、一般的な型ならば普通に扱えるようになったのだが……。

 問題は、我が家に伝わる独特の剣術、ノーザンノイエ二刀流が僕には向いていない、ということだった。


 言い伝えによれば、今から300年ほど昔。

 修行の旅に出ていたご先祖さまが、王国の北にある山中の洞窟で、二頭竜ツイン・ヘッド・ドラゴンに出くわした。

 魔法耐性を持つ竜族であり、物理攻撃しか通用しない。剣術修行の成果を試すには格好の相手であり、ご先祖さまは勇んで立ち向かったのだが……。

 右の頭に斬りつければ左の頭が、左を相手すれば右が、それぞれ反撃してくる。二つの頭で互いをカバーし合うのが、二頭竜ツイン・ヘッド・ドラゴンの戦術だった。

 ならば、二つの頭を同時に叩くしかない。

 そう考えたご先祖さまは、腰に差しているいつもの剣に加えて、背中に担いでいた予備の剣も使用。咄嗟に編み出した二刀流により、見事、二頭竜ツイン・ヘッド・ドラゴンを退治したという。

 ご先祖さまを開祖とする二刀流は、竜退治の噂と共に王国中に広まり、やがてノーザンノイエ家が、王国騎士団の指南役として召し抱えられたのだった。

   

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