1 日にち
吾輩はショタである
ある、涼し気な風がふくこのときに、僕はそう思う。流れる星を見て僕は発した。
「何か・・・、忘れているような気がする・・・。僕の大切なもの・・・。何か・・・。」
そして、僕はあるき出した。
何を考えていても、何か片隅には必ず残っているものってあるだろう。それを今、全力で感じているんだが、何を感じているのかもわからない状態だ。目の前は、暗闇に包まれている。
電気をつけて、僕は寝転がった。
「なんかを、探しているのか・・・。なにか小説がかけそうな内容だな・・・。」
足音が、大きく聞こえるのは気のせいだろうか。ギィギィと鈍い音がするのがわかる。何か、あったのか・・・。
自分の過去は、あいにく思い返せないからな。って俺だけ、考えられない。
ーーーその、2017年までの記憶がないんだ・・・。ーーー
僕は、座っていた椅子から立ち上がって、ただ虚しいように。ただ、おきもしない未来に僕は希望を寄せていた。何が起こるのだろうと・・・。
そこの誰であろうか・・・。身を寄せてきたのは。
僕はその相手に無意識に、肩を預けた。
「何してるの、もうこんなところで。」
そういったのは、僕の過去の妹だと言い張る人物。名前は、時成遊夢というらしい。そして僕は軽く声をかけ直す。
「もう、ほんと、誰だよ。ここに、洗濯物おいたやつ。ってゆうかまぁ、俺じゃないんだってら一人しかいないんだけど・・・。おい、遊夢!」
そろりそろり、と洗面所に逃げようとする遊夢の姿が見える。そして、少しガタついた反応をすると、こう言いかえした。
「誰だろうねぇ〜・・・。」
そうキョロキョロしながらいう、遊夢を見て、深くにも可愛いと思ってしまった。そして、赤くなった頬を向けて、遊夢はいった。
「お兄ちゃん許して・・・。」
「許そう」
「チョロ・・・。」
他愛はないのか、まぁ、なんかわからない会話をしていると、当初の目的がよくわからなくなるんだなぁ。
俺は肩を上げて、ゴキゴキ、そうならした。何か、機械が壊れたときのような音がするのは、気のせいだろうか・・・。何か、疲れている気がする。
何を考えていたのだろうか。僕は、そう思って遊夢の脱ぎたての洋服を洗濯機に入れた。
片隅にのおる記憶、なにか考えていたわけではないが何か無性にハラハラするといったところか。なんか、僕にはわからなそうだな、そう言い、僕は少し曇る空を眺め、ベランダから出た。
「ちょっとは手伝ってくれないか。そんなくだらない、格好して寝てないで。」
はぁ、そう大きなため息を付いて僕は取り込んだ。
「お兄ちゃんが、優しすぎるんだよ。」
「そうか、じゃぁ厳しくするかぁ」
「えぇ、チョロいままがいい。なんか、パシリにできない。」
僕は遊夢の座るソファーに座る。
「そもそも、俺はお前のこと妹だとは認識してない。ただ、なんか雨の日にビショビショで帰る場所がないっていてたからここに居座らせてあげてるんだけど・・・。なんで僕がパシリにされないといけないんだ・・・。普通逆だよな・・・。」
「むぅ、私は誰がなんと言おうとお兄ちゃんの正真正銘の妹だよ。未来か・・・。まだ言わない方が良さようだね。」
そう口を塞ぐ遊夢を見て、僕は窓から外を見つめた。空は、少し曇っていて何か今から雨でも降りそうな雰囲気である。
「なんだ、そこまで言って言わないのか。逆に気になるんだが・・・。」
「お兄ちゃん・・・、多分、あなたが思ってるより重い話。あと、くらい。そして、信じてもらえないともう・・・。だって私は、ただの居候だから・・・。」
そして、僕は遊夢に言った。
「信じるさ。大抵のことならね。タイムマシンでワープしてきたとかじゃ無いんなら・・・。なんだ・・・。」
その時、優夢の雰囲気が今までの明るいマイペースから、まるで、死者を祀る人のように雰囲気が暗くなった。そして、遊夢はいった。
「信じてもらえないかもだけど・・・、
ーーーータイムマシンでワープしてきましたーーーー
そも時、僕を構成していた何かが崩れるように、視界が・・・、シャットダウンした・・・。