残念な王と勇者
どうも、ベニテングダケです
良かったら見てってね。
「あーねみぃ」
今呟いたこの男の名は勇者ボケーニ・ツッコミノ!
ザコーノ王国を支える偉人だ!
彼はさっき王に頼まれ深夜0時にお使いを頼まれていた!
「いや、なんで俺が王のおつかい行ってんの?」
と、言いながらも渋々行ってくれる聖人のような勇者だ!
「おーい、戻ったぞー」
「おっ!勇者か!ちゃんと買ってきたんだろうな?ニヤッ」
「いや、酢昆布ともやし買ってきてくれって言われたから何をするのか疑問に思っていたがこれで何かするのか?」
「え?」
「え?」
「いや、食べたかっただけなんだけど」
「え?」
「いやだか「もうええわ」っハイ」
「いや、あんた王だろ?」
「王なんだからもうちょい豪華の食わねぇの?」
「いや、ここの飯なんか舌に合わないんだよねー」
「今すぐ民に謝れ」
「ていうか酢昆布食うのは分かる?がもやしどう食うねん。野菜炒めか?」
「いや、そのままだけど」
「水洗いは?」
「なしじゃが?」
「まさかのニュータイプ!?」
「あ、あんたもう一度聞くけど王だろ?」
「そうだが?」
「もしかしていじめ「王様ー!会議が始まりますぞー!」のか?」
「何か言ったかの?」
「お、おう」
「わしは今から会議じゃ、そうじゃ!お主にもついて行ってもらおう!」
「嫌なのだが」
「よし行くぞい!」
王に担ぎあげられた勇者は叫んだ。
「ねぇ俺の拒否権は?」
「遅れたぞい!」
「ねえ嫌なんだが」
「王が来たのでこれから会議を始めます」
「ねぇ俺の存在に気づいて」
「まず1つ目の問題は、農村の人手不足です」
「これに対して王はどう考えているんだー!」
「これ王答えられねぇだろ、酢昆布を王の部屋で食うやつやぞ」
「わしが考えるにはその問題は……」
「やっぱりダメだったか」
「まず農村に特産品や移住しやすくなるようにこちらから支援を送り、それぞれの農村に特色を持たせたいと考えているのじゃ」
「!?」
「そのための資金はどうするのですか?」
(こんなに答えれるならこれもまた考えているのか!)
「勇者が何とかするのじゃ」
「へ?
「ほう、勇者ですか、それは良いですね」
「ねぇそれしたら俺の休み無くなるよ?俺の癒しが無くなるよ?」
「今勇者がいないのは良いですな」
「いるよ!ここに!」
「全く、わしが呼ばなかったから勇者はここにいないのじゃ、感謝するのじゃ」
「あんたが俺を連れていったんだろーが!」
「そうですね」
「ねぇみんな俺の声聞こえてる?」
「これで会議はお開きとさせていただきます」
「会議する内容少な!」
「それでは」
「戻るのじゃ!」
「あっおい待て!」
「王足速すぎん?絶対王が勇者した方がいいと思う」
「勇者よ!ここにいたか!」
「あんたについてきてたよ俺」
「勇者にひとつ試練を出そう!」
「おっ!これは強化イベントか?」
「資金を集めて王国に寄付してくれ!」
「ふざけんなっ!」
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