表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物語終了課  作者: lachs ヤケザケ 
敵が味方になると弱くなるが、味方が敵になると厄介
71/119

第七十一話 魔王は暴れる

 馬鹿げたことを起こそうとしている。

 普通に暮らしている人々が人を殺すように仕向けるのだという。平和な日常を変えるには劇的なパフォーマンスが必要だ。

 人を殺さなければ、殺されるということを恐怖をもって知らしめなければならない。


 金で雇われた身だが、白昼堂々と目立つように殺すというのは普段の仕事と逆だ。

 男は、腰に下げた銃を服の上から確かめる。


 人が多いところがいい。

 今の時間帯なら、学校かスーパーか。


 男は猫背になりながら、歩いていく。

 と、タイヤが擦れる高い音がする。思わず、音のする方を振り返るとバイクが眼前に迫っていた。

 衝撃と共に、体が浮いた―――。



****



「お、銃だ。ビンゴ」


 都道はバイクで跳ねた男の服を調べ、銃を奪ってご満悦であった。


 主人公を殺すのに武器が必要だ。銃が好ましいが、それ以外でもあって困ることはない。 

 『主人公補正』で主人公というのは、銃が命中しにくいうえに死に難いらしい。ならば、それを上回る火力が必要だ。

 銃はあと7発しかないトカレフ一丁だけ。休暇中の身で、警察の銃を持ってくるわけにもいかなかった。


 そこで都道が考えたのが、物語世界での現地調達である。

 自身のスマホに物語の文章を入れ、『武器』や『ナイフ』、『銃』といった単語で検索する。

 引っかかった前後等の文章から、相手の特徴と位置を推察する。現地の地図も買った。

 あとは、ぶちのめすのみ。


 


 結果的に、物語世界の多くの人を救うことになるのだが、都道はただ武器が欲しかっただけである。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ