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爆縮と体温の機知(1)

静止させた中味

秘密の柔らかさは

欲しい所に届かない

下手なピンボールみたいに

転がり混ざり

殺し合いをして

自分の中を

一人にするかのようだ

落し物だけで過ごせるなら

どれだけ良いか

消失しながら

新しさを受け入れている

面倒な話だ

正しい変化など

この世には無いし

それが

継続していくことも無い

歴史的な物は

全て道具であって

その時その時に

全く違った視点で

大切に使ったというだけである



大切という言葉は

継続しているように見えるが

同じ種類の植物が

違う場所に生えているみたいな話で

時間が過ぎれば

全く違う形であると

言えてしまえたりする

だが

それを言葉で表せば

大切という風に

簡略化されているのだ

物によっては

冬風のようで

悲しさを湿気並みに含んだ

寂しい形になるのであるが

それを横目に見ても

誰も何かを感じない

それが新しい事なのだと

それを

見ないことが

今を生きている意味だと

勘違いしているからだ

本当に

馬鹿馬鹿しい話である



確定できない物事なのだ

世界の全ては

考えることができる頭の良い人が居て

定義されているだけである

明確に正しいと

決まっているのではない

正しいと言える可能性が高いから

きっと正しいと

なっているだけである

教科書で習うことも同じであり

大人も子供も

明確に正しいことを

知らない世界に生きているのだ

あなたの間違いを

誰が正せるというのだろう

誰かの間違いを

誰が正せるというのだろう

そうなのだ

一枚剥ぎ取れば

そのような世界になるのに

いつまで

ビクビクと動いているのだろう



変な世界に

生まれ落ちて

先人の物差しを突き付けられて

それに乗っかって

生きているのは

物差しがないと

不便だったからだ

会話が通じないし

形が決まらない

生まれた時から

僕等は自由であるのに

その物差しを

小脇に抱えて右往左往している

隅々まで寸法を測って

何に納得するのだろう

自分は正しかったのだと

主張する為だろうか

そんな行動を見せられても

余計に虚しくなる

それが続けば

ただの笑いになる

滑稽な世界に

必要な物かもしれないが

もう少しだけ

虚しさを取り除けないものか

いや 無理な話か

そのような物ばかりが

天秤に乗っているのだから







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