表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love Pain  作者: cu+
1/1

片想い

初作品です。

僕は今、片想いをしている。胸を劈く、叫び声のような強い強い片想いを。叶わないということなんてわかっているさ。それでも消えないこの想いは、僕の意志とは裏腹に、煌々と燃え続けている。


2024年9月3日


夏休みが終わり新学期が始まる。僕はこの日が最高に嫌いだった。昨日までの自由奔放な生活とは一変して、早起きをし、急いで食パンを口に詰め込む。毎年やっているこの動作が、生ゴミのような嫌悪感を増幅させてしまう。学校に行ったって楽しいことは何一つない。ネガティヴの申し子の様な僕には、消えてしまいたいほど憂鬱な1日のはずだった。

──でも、今年だけは違った。友人も愉楽もない、人の影に飲み込まれ続けていた僕の生活に、初めて太陽が出来たからだ。その太陽は、とても静かで、慎ましく、それでいて力強い。見ているだけで幸せになれる、とまで感じてしまった。付き合いたいとは思わない。思ってはいけないと感じてしまった。僕は憧れとして彼女を見ることさえ出来れば、満足なんだ、と。実際それで満足だった。これを恋というには少しひねくれているかもしれない。それでも、僕には立派な恋であり、人生を照らす太陽だった。

気づけば始業式が始まっている。勿論人の話など頭に入ってくるわけもなく、考え事を始める。きっかけは何だったのだろう。現在の恋心に囚われ、忘れていた記憶を少しだけ呼び戻してみる。

ありがとうございます。よろしければ、ご意見を頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ