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第一話
前書きになります。
この物語は、僕が勇者として旅立ち、宿敵であるものを打ち倒す。そんな物語である。
あるはずである。
あろうはずである。
なのであるが、・・・皆が僕を旅立たせてくれない。
【精霊の加護】という光が落ちた者を、勇者として迎え、そして旅立たせる。
僕がいる国で長く言い伝えられている話である。
勇者に選ばれた者は世界を旅して、何処かにいるという人類の宿敵【魔王】を倒さなくてはいけない。
なんと気長な話だろう。
僕ではとても務まらないだろう。そう思ってたんだけど。
来ちゃいまいた、精霊の加護。
選ばれました、勇者さん。
仕方がないので、これから勇者、やってみます。
後書きです。