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初めまして、内藤俊彦と申します。
前回掲載したものが非常に読みにくかった為、申し訳ありませんが修正させていただきました。
今回の作品は、ある雑誌の投稿用として書き上げたものを元にしています。
かなり暗い話になってしまったので、次回作はもう少し明るく楽しい話にしてみたいですね。大人になった小春の話も考えていて、機会があれば書いてみるつもりです。
尚、今回作品中で使った軍事関係の単語や数値はデタラメな部分もありますので、ご容赦ください。あと、この作品を書く際、イメージ作りに大黒摩季さんの『OVERDRIVE』を何度も聴きました。作品の雰囲気が伝わるかな?
現在は別の作品を執筆中です。内容はまたまたSFっぽいものになります。もしこちらに投稿した時は、読んでいただけると嬉しいです。ただ自分は書くのが遅いので、いつ頃になるかわかりません。出来るだけ頑張ります……(汗)
それでは、今後もよろしくお願いします。
空は鈍色。
大地は灰色。
目の前に広がる寒々とした砂漠と地平線。
軽やかな電子音。けたたましく鳴り響くアラーム。
金属と合成繊維の手触り。
どこまでも無限に広がる大空。
翼を広げ、音速でダンス。
左右の指先から白く水蒸気の航跡を曳く。
めくるめく快楽と興奮に包まれる。
機体の電子システムと接続された瞬間、その全てが私のもの。
遙か彼方の高みから、仲間と共にくすんだ地上を見下ろす。
私は【エアー・ウォーリア・エンジェル】
戦う為に生まれてきた天使。