風が君色に全て愛せるのなら
悲恋
風が君色に
愛を知れない男が一人
筆を持つ
ずっと
ずっとは待てない
テレビの中の星占い
今日は
良くない
ひたすらに歩むのであるから存在は
そう簡単には消えない
言葉
文字
に麻痺
泣けてきて
泣けてきて
波乱
に一つ
泣けてきて
心音に情熱をいつまでも
アイツは今頃
歌っているか
清く正しくなんて生きられない
自分に麻痺する数学者は
何も知らない
自分以外
何も知らない
愛を
愛を
と唱えれば
少し
涙も乾くだろう
天使の羽に
胸を置いて
築けた
言葉達
愛に
愛をと言うのなら
虚しさだけが空回る世の中に
惨敗しない
ただ
お前を愛していた
ただ
お前を
愛している
壊れた日々に
言葉に想い
ヒタスラ
に
生き様を歩むこの世
俺は
シャツを着て
扉を開ける
明日など
わからない
だから
今を
今を
生き急ぐことなく
歩めばいい
天使の胸にクチヅケを
ヒトツ
カワシテミテハ
この世に
この足跡を
残してみては
ただ
愛を
これだけは
永久に
誓った
物語
今
ここに
風が君色に完全に染まるまで
俺は刻む
命という名の台本を