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金曜夜のカフェタイム



大学を卒業し、近所の保育園に就職して早半年。今日は金曜日だ。今週も毎日クラスの子どもたちを一人残らず生きて帰し、明日からは久々の三連休。


「こんな日に彼氏の家にお泊まりなんかできたら最高なんだけどね」

カフェでホットミルクを飲みながら、Twitterでそんなことを呟く。彼氏志望のフォロワーが名乗り出てくれないかなという淡い期待を抱きながら...。


まあ、彼氏がいるに越したことはないけど、わりと一人の時間も楽しめるタイプな私。大学でろくな友達ができず一人卒業旅行として韓国に行ったのはいい思い出。カメラロールがチマチョゴリを着た自分や知らない外国人とのツーショットで埋め尽くされる気分も、悪くない。さあ三連休はどう過ごそう。三日目の昼以外予定がない。




...お腹がすいてきた。

ここのカフェの食べ物は基本的に中の下。しかし生チョコケーキだけは格別だ。今日は金曜日。ケーキを食べることくらい許されてもいいはずだ。


一口目をゆっくり口に運ぶ。大好きな味に集中したくてそっと目を閉じる。暗いけど明るい。明るいけど暗い。電気の付いた場所で目を瞑った時のこの感じは、何かに似ている。「そうだ、洞窟だ。明日は鍾乳洞に行こう」


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